第3話 コラボ配信!

 その後は自己紹介を適当に行い、入学式を終え、教室に戻ると帰る流れになった。

新しくできた友人とカラオケに行った後、僕は家に帰ると配信を始める準備をする。今日の配信はコラボ配信だ。


 僕はとある人物と通話を繋げ、配信を始める。


「こんにちは!森宮咲です!!」


「海野源です!」


そう。今日は七宮の提案でコラボ配信をすることになった。入学式が終わり、帰る途中に七宮からチャットアプリthis cordで「今日一緒に配信やりませんか?そこで今日のこととかも話していきましょうよ。」というメッセージがきたためである。


「それじゃあまずは今日の話からしていこうかな?いい?」


「はい!私たちね、なんと、同じ学校で……」


「隣の席だったんですよ〜」


「いやまじで意外でしたよね〜」


「横見たらなんか森宮いるんだけど!?みたいな感じでまじでびびったなw 」


適当に会話を繋げながら、ふとコメント欄を見ると、珍しい!や、青春してんなあや、源のくせによお!リア充が!などのコメントが溢れかえっている。


「まあそんなわけで、これからは僕と森宮のお二人で、そうだな、「げんさく」とかのコンビ名でゲーム配信とかしてこうかな?まあ今日は親睦を深めるためにマ〇カでも…… 」


僕がそう言いかけていると、急に携帯がなる。「すみません。携帯が……」と視聴者に報告しながら携帯を見ると「ほわいとぱれっと」本社からメールが来ていた。そのメールの内容としては、「今度のGWのライブで海野源は森宮咲とユニットを組んでもらいます。歌う曲は「青と春」でお願いします。あなたたちはトークパートもあるのでそちらの準備をお願いします。来週の日曜日から会場で準備を始めます。」だった。僕はこの内容を素早く配信で報告する。


「おーい! 森宮! 僕ら次のライブで一緒に歌うらしいよ! 」


「あ、そうそう。私も今メール来てて気づいたんだよ。」


「ちなみに海野さんは歌うまい?」


「あんまり自信ないかな〜」


「あ、そうなんですか?歌枠とか結構上手いのに。あ、今度2人で歌枠配信でもやります?」


「それもいいかな。まあとりあえず今日はマ〇カやろうぜ!」


「海野さん、現実逃避しないでください。」


「明日からやるんだよ!練習は!」


「はいはい。まあ今日くらいはいいですよね。まだ1ヶ月くらいありますし。」


「それじゃあ皆さん〜「げんさく」のマ〇カ、楽しんでください!」


僕たちはマリカを起動するため、スイッチを探しながら準備するのだった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

高校生Vtuberの僕、同期のロシア系銀髪美少女Vtuberと隣の席になる @gen39

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ