雑貨店に就職した社会人一年目の“さくら”は、あるときチョコレート専門店を見つける。『ショコラトリー・スリジェ』という名のお店には金髪美人な店長さんが一人。とても心穏やかになる素敵な作品です。慣れない仕事への疲れ、失恋の痛み、それらは全部美味しいチョコレートで吹き飛ばしましょう。新しいお店や人との出会いを通して、さくらの気持ちはどう変化するのか?とっても面白かったです!
お菓子といえどもチョコレートにはロマンスがある。そんな乙女心を理解している作品だ。作者は夢を見させてくれた。こんなお店、、、いつか辿りつきたいね。
作者様のことば選びの繊細さとおいしい表現の素晴らしさは保証します。読んでいるとチョコレートの味や香りをふと感じるようです。「ショコラトリー・スリジェ」のような素敵なお店を見つけたいと思いました。ただ甘いだけでなくほろ苦さもあり、読めば前向きになれるお話です。あなたもぜひ、「ショコラトリー・スリジェ」へ。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(128文字)