還暦を迎えた濁川短ZAC(ニゴリカワ タンザク)爺さんが、ひと旗あげるべく探偵事務所を開業する、なんとも味わい深いストーリーが始まりました!生活に行き詰まりつつも、推理小説やサスペンスに魅せられた知識で「悪を見抜く」一発逆転を狙う姿がじわりと胸に響きます。
事務所はJA倉庫の空き部屋。お手伝いに採用したのはオバちゃん三人組、そして馴染みの野良猫「ヒメにゃん」。この個性的なメンバーに加わるのは、柔道・空手の経験を持つ幼馴染のゼンジさん、別名「小太りドラゴン」。突っ込みどころ満載でありながら、どこか憎めないこのチームの開業準備からして一筋縄ではいきませんが、失敗を恐れないZAC爺さんの決意には温かいものを感じます。
昭和の香り漂うこの探偵物語、探偵業としてはまだまだ不安が残るものの、次回の冒険(営業編)への期待は高まるばかりです!