末吉と大吉と笑いの神様
青木桃子
末吉と大吉と笑いの神様
わが家の新年のスタートは、年に一度の運試し、おみくじから始まります。
夫の実家で新年を迎え、家に帰ってから、初詣に行くのですが、その神社には「福みくじ」なるものがあり、おみくじと、景品が必ず当たります。景品はお菓子や食料品、日用品です。
わたしは学生の頃から、この神社に毎年参拝していて、これまで一度しか大吉が出ていない。だから毎年、気合い入れて「大吉」狙いなんですよ👀✨ギラッ
これまでのおみくじ成績、
末吉(ほぼ毎回)
小吉(遠い昔、一回だけ)
大吉(遠い昔、一回だけ)
吉(一回だけ)
中吉が一度もなくて、ほぼ末吉です。
一方、夫は毎年、大吉。
はあ? ( ゚皿゚)なぜ! 新参者なのに⁉
ただ一度だけ、夫に「末吉」が出た年が、がんでした( ´△`)💦
その時はわたしは人生初の「吉」です。
ちなみに吉の一般的な順位は
大吉 ー 吉 ー 中吉 ー 小吉 ー 末吉 ー 凶 ー 大凶
初詣、ずっと通っているのに毎年、末吉。ほぼ末吉は絶対おかしい……。小六娘の場合、これまでの成績は小吉、中吉、大吉と毎回違います。おみくじって運っていうか確率ですよね? ふつうそう思いますよ。なのにわたしは去年も安定の末吉。ここの神社は、凶、大凶は抜いているっぽい。だから末吉は実質、最下位です。
こうなったら絶対、大吉を出すぞ(*`Д´)ノ!!!🔥
※六角おみくじ箱の中に数字の書いてあるおみくじ棒が何本か入っていて、振って出し、その数字を受付の人に申告するとおみくじがもらえるシステムです。
年に一度の大勝負です! おみくじ箱をめちゃくちゃ揺らす。何度も何度もね(笑)。心の中で大吉を連呼! そして緊張の中、小さな穴からおみくじ棒が出ました。しかしおみくじ棒が見えたけど、なぜか引っ張りだせなくて、仕方なく諦め、棒を戻してからもう一度出た棒の番号を申告しました。
今年こそ!!!👀✨
……結果は、末吉
えええええええーΣ(Д゚;/)/ また末吉ー⁉
⊂⌒~⊃。Д。)⊃
ちらりと夫のおみくじを見ると「大吉」(´゚д゚`)……うそでしょう⁉ また大吉……毎回なんでー !!( ; ロ)゚ ゚
「ふう……逆に、大吉以外のおみくじってあるの?」
ショックを受けたわたしに、したり顔でマウントをとる夫。
くやしぃぃぃ😡=3
娘のおみくじを見る。今回はなんと大吉でした。さすが年女🐉。わたしの末吉に笑いが止まらない娘と夫。
わたしだけ末吉……(´゚д゚`) 気合い入った分、しょんぼりしていると、
娘 「まあまあ、ママに笑神様が降りたんだよ~」
なぐさめる娘。笑いの神様だったのね……。_| ̄|○
そういうことにします(*‘ω‘ *)
でもでも来年こそは……大吉、諦めませんよ(゚Д゚)ノ🍑✨
おしまい
お題は「スタート」。図書カードネットギフト500円分につられカクコン9短編賞創作フェス用にエッセイを書きました。くだらないお話にお付き合いありがとうございました✨
末吉と大吉と笑いの神様 青木桃子 @etsuko15
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
同じコレクションの次の小説
関連小説
海外旅行の黒歴史/青木桃子
★66 エッセイ・ノンフィクション 完結済 2話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます