第2話 武術大会

「オラの名前は雷牙」

「私は花夏」

「町まで案内してくれないか」

「いいよ。着いてきて」

活気で溢れている町に着いた。

武術大会参加しませんか?

と書かれた張り紙を見て

「あんたならいける」

会場まで行く。

ルールは武器と殺しなしのトーナメント式だ。


雷牙は「いち、に、さん、し」

と呑気に体操をしている。


試合開始の笛が鳴る。

筋肉隆々の男が

「遊んでやるよ」とつかみかかろうとしたが、

手を振り払い足払いしてこかす。


「このガキ、よくもやってくれたな」

「てい」と腹に雷牙がパンチをした。

痛いわけない。そのはずだった。

男の腹は赤くなる。

痛━━━━━━━━━

思わず高い悲鳴があがった。


「なんと雷牙選手の勝利です」

とマイクの音が響き渡る。


順調に勝ち続けて決勝戦。

「誰もが予想しなかったダークホース雷牙選手

対前回チャンピオンRAM選手の戦いです」


RAM選手が「手加減無しで行くぞ」

「おう」

拳を構える2人。

激しい攻防が続く中

RAM選手が攻撃に耐えきれず仰け反った。

畳み掛けようと雷を拳に込めて殴る。


オーラスキル<亀壁打>

亀のような丸い球体で囲み遮られた。

殴った拳が赤く腫れあがる。

「痛てて」と拳に息をかける。


鑑定

スキル亀壁打

打撃技無効の上位版。

打撃を受けると逆にダメージを与える。

鑑定とは相手のスキルを目で見ることにより

知れる。



亀のような球体が回転しながら

迫って来るのを回避する。

「逃げてばかりだと勝てないぞ、ガハハ」


地面を蹴りコンクリートをエグりとる。

尖ったコンクリートができた。

敵は止まることができず刺さり停止した。


「優勝は雷牙選手。おめでとう」

優勝賞金は1000万円。























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風神雷神 @harukaze159

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