第14話 違和感

その日翔馬くんに自分の全てをさらけ出して清々しい気持ちになっていた。


気持ちよく寝れそうだと思いながら布団に寝転がった時、とある違和感に気付いた。


今日の出来事を振り返ってみる。


廃墟ビルの屋上で翔馬くんに僕の全てを打ち明けたあの時の事を。



ーーーーーーーー



「僕が本当に翔馬くんと同じ廃墟マニアにでも見えたの?…」


「…俺と同じだと思ったよ。」


「…僕……あの日…」


「僕はあの日、死のうとしてたんだ。」


「うん。知ってたよ。」



ーーーーーーーーー


僕の中の嫌な予感が徐々に確信へと変わっていく。


翔馬くんは僕があの廃墟で死のうとしていた事を知っていた。


そして思い出す。


翔馬くんと初めて会ったあの時僕に言った


ーーーーーーーーーーーーー

「もしかして、お前も……」

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点と点が繋がってしまった。


翔馬くんもあの日あの場所で…












死のうとしていたんだ。

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死にたがりの僕は @Frash_12

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