クラスメイト相手に1回三千円で『抜いてやる』佐伯の強さと弱さが書かれている。主人公がなぜそんな佐伯に惹かれて仕方がないのか。その理由にちょっと驚かされた。その驚きこそが、この小説の魅力なのだと感じた作品。