設定資料

『魔術を学ぶこと、それは森羅万象を学ぶに然り』


・魔術は想像を具現化させる行為を表す。仕組みとしては魔術師が空気中の魔素取り込み、体内の魔素もとい魔力を想像に準ずる形で放出することで成立する。

・魔術の属性は大きく水、炎、風、土、雷の五属性に分けられる。(この五属性のほかに療術という魔術も存在する。)

・操る魔術の属性の種類の数に応じて〇種魔術師と呼ばれる。基本的には五種魔術師が最も階級の高い魔術師である。

・極魔術師は一属性の魔術を極限まで極めた者に与えられる階級であり、五種魔術師と同等の階級である。

・魔術は自然の理の一部であるため魔術を学ぶということはその世界を学ぶことと同様である。

・魔素の結晶とは複数人で行う魔術の一種であり、無意識に行われていることが多い。複数人が同じものを強く想像すると魔力が注がれその想像の具現化、つまり魔素の結晶ができる。魔力を注ぐものが居なくなると魔素の結晶は消滅する。


・ラヌミド村

古くからの龍信仰のせいで貧しくなってしまった村。ここ最近は言い伝えの解釈を変え、龍の泉の水を飲む者はすべて選ばれしものとなるようになった。龍と戦うものは必ず一人に限定されており、選ばれしものの仲間がいる場合は龍との戦いを行っている横で後ろから刺されて殺されてしまう。追い剥ぎをするためである。


登場人物


・老婆:旅行者を龍の泉へ導く存在。


・オーグイン:自称三種魔術師。髭が特徴的な中年男性。長くなった髪を後ろで束ねている。水術が最も得意である。まだ土術を十分に扱えるわけでもない。自然の理に従うことに重きをおいて行動している。彼の思う自然の理とは弱肉強食である。


・インノン:十代のころから修行を積んで来た二十代前半の一種魔術師。使う魔術は水術である。将来は水術の極魔術師になることを志している。ただ、水術だけで世界を学ぶことは難しいと彼は自覚しており、オーグインの言動にはなるべく賛同するようにしている。


魔術


水術

・突:指の先に細い水の槍を現し高速で射出する。大半の生物は貫通する。

・斬:掌から横方向に広がる刃を飛ばす。


土術

・束:地下に張り巡らされた木の根を操り対象の足を拘束する。これはあくまで魔術であるので木の根がないところでも唱えることができる。


炎術

・竜巻:荒れ狂う竜巻を呼ぶ。制御が大変難しいがその分相手に与えるダメージは大きい

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龍の泉輝く時 空野宇夜 @Eight-horns

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