日光とにんにくと十字架は大丈夫なの?
「ねえ、ペペロンチーノ頼んで良い?」
「ああ。」
昼のファミレス。有栖はメニューの安さに感動しており、質問の意図に一瞬気が付かなかった。
「匂いが気になるのか?」
「違うよ。ほら、よくあるでしょ。」
合点がいく。思わず笑ってしまった。
「璃杏が思ったようにはならない。にんにくは好き嫌い。吸血鬼は神ではなく人間に近しい、十字架を見たところでどうにもならん。」
日光で灰になっていれば、ここに来るまでに消えていただろう。
「折角連れてきてくれたんだ。好きなものを頼みなさい。」
ファミレスに人生初挑戦の有栖はドリア、璃杏はペペロンチーノで注文した。
「ほらほら、ドリンクバー行かないと。」
「連れて行ってくれ。」
人生、まだ退屈しなそうだ。
人間の女の子は吸血鬼に噛まれてしまったSS 嬢 @onigirimann
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。人間の女の子は吸血鬼に噛まれてしまったSSの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます