ギルティ・カラミティ

平和な世界の裏に潜む怪物、アンノウン。人を、大地を、そして神すら食わんとする怪物に対抗すべく、一柱の神に白羽の矢が立った。


神は探す。アンノウンを打倒できる使徒を。深き7つの罪に身を堕とし、命の混ざりあった災禍の使徒を。



ごく普通の中学生、月風形(つきかぜ　けい)はクラスメイトや義理の兄である月風鏡夜(つきかぜ　きょうや)と楽しく暮らしていた。しかしいつからか、義両親、もとい大人達が夜な夜な家を出ていくようになった。そして中学生最後の日、ついに彼は義兄やクラスメイト達と共に大人達の後をつけることにした。それが過ちとも知らず。
その先で見たものは凄惨な儀式と異形の怪物。人は彼等を讃え、自らを贄とする。おぞましさのあまり悲鳴を上げると、大人達は血相を変えて襲い掛かってくる。一人、また一…続きを読む