概要
何十年も同じ曲を歌い続ける歌手のように、俺にも大切にしたいものがある
新たな年を迎え、年賀状を見ていた狩野祐介は、一枚の年賀状に目が留まる。まだ妻がいた頃に恋に落ちた美代子からの年賀状だった。当時、美代子と結婚するため、妻に離婚を申し出たが、妻は頑として離婚を承諾しなかった。結婚は無理だと悟った美代子は祐介に別れを告げ、故郷で結婚してしまった。その美代子の年賀状には「旧姓に戻りました」とあった。迷ったすえ、祐介がとった行動とは。
ご愛読ありがとうございます。今後も応援して頂けるよう良い作品を書きたいと思います。