命の名前

名も知れぬ


花の言葉に


耳すませ


果てる命に


そっと手をふれ



散歩していて見付けた名も無い花。

枯れて今にも生命を閉じようとしている姿を見て、何故かその花が種だった頃、芽を出した頃、生命の輝きを最も放ってた頃などを想像してしまいました。


生命は1秒たりとも同じ場所にはいない。

絶えず進んでいき、終わりに近づいている。

そんな当たり前のことを、深く実感してしまいました。

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下手っぴ歌詠みの短歌集 京野 薫 @kkyono

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