第29話 ご褒美マッサージ
決闘に勝利したルーシィを、控室で俺はたっぷりと褒めた。
「おめでとうございます。さすが私の弟子ですね。あそこまで完勝だと気分が良いでしょう?」
「ええ。シャルロッテにはやり込められていて、腹も立っていたし。スカッとしたわ。でも、それより嬉しいのは……」
ルーシィが目を細めて微笑む。
「あなたの期待に応えられたこと、かしら」
ルーシィの真紅の瞳が俺を見つめる。
まるで彼女は俺に全幅の信頼を置いているようだった。
これからしようとしていることも知らずに。
俺はおもむろにルーシィに手を伸ばし……そのピタピタスーツの胸をまさぐった。
ルーシィが「ひゃんっ」と可愛らしい悲鳴を上げる。
「く、クラウス……? な、何を!? やんっ、あんっ♡」
ルーシィの柔らかく質感のある胸が、俺の手に合わせて形を変える。
胸の下の方を揉みしだくと、ルーシィが「あっ、あんっ」と甲高い声であえぐ。
「勝ったらご褒美にマッサージしてあげると言いましたから」
「誰もしてほしいなんて言ってないわ。あんっ、ひゃうっ」
「なら、やめますか?」
「く、クラウスがどうしてもしたいって言うなら……別にいいけど。あんっ、やだっ、ひゃうっ」
ルーシィは「んっ」と声を押さえようとするが、我慢できず「あっー」と声が漏れてしまう。
俺はニヤリと笑った。
「気持ちいいですか?」
「べ、別に変な気持ちになったりなんて……しないわ」
「単にマッサージとして気持ちいいかって、意味ですよ? いかがわしいことを想像しましたか?」
「クラウスがいかがわしいことをしているのが悪いんでしょ!? あっ、ダメえええっ」
俺は少し乱暴にルーシィの胸を揉みしだく。
そして、その耳元にささやいた。
「自分がえっちな気持ちになっているのを、俺のせいにするなんて、いけない弟子ですね」
「ひゃうっ。あうっ……。やめっ、あああああああっ!?」
ルーシィはびくんと身体を跳ねさせた。
そして、俺を上目遣いに見る。
「胸を触るだけで……いいの?」
そして、ルーシィはその赤い唇を自分の指で撫でた。
まるでキスを待ち望むかのように。
「ルーシィ殿下がお望みなら、考えますよ」
「あ、あなたが……私以外の女の子にエッチなことをしないなら、き、キスとかも許してあげる」
ルーシィはそう言って、俺を潤んだ瞳で見つめる。
俺がルーシィを独占したいのと同様、ルーシィも俺を独占したいらしい。
さて、どうしたものか。この場で口からでまかせで、ルーシィだけにする、と言うのは簡単だ。
だが、嘘がバレたときが怖い。何より、ルーシィのことは大事にしたいのだ。
俺は微笑む。
「私がするのは、あくまでご褒美のマッサージだけですから」
そう言って、俺は最後に一回ルーシィの胸を揉み、尻を触る。
「ひゃんっ!? く、クラウス先生のバカっ」
俺はルーシィから離れ、そして頭を下げる。
「申し訳ありません。少しやりすぎました」
「謝らないでよ。私はあなたになら……」
言いかけて、ルーシィは赤面する。
このまま押し倒しても、ルーシィは受け入れてしまいそうだ。
だが、まだそのときではない。
彼女の心を完全に掌握するには、もう一手必要だ。
<あとがき>
R18版『破滅エンド確定の悪役貴族に転生したので、ツンデレ天才皇女様を俺専用のエッチ大好きな性奴隷に育ててみた結果 ~皇女様の姉もメイドも女師匠も俺に孕まされるようです~』もよろしくです!!!
このあとのシャルロッテのお仕置きエッ◯も描かれているので……!
また、私が原作の漫画『キミの理想のメイドになる!』『気弱な令嬢と追放殿下のイチャイチャ領地経営!』もよろしくです……!
破滅エンド確定の悪役貴族に転生したので、天才皇女様に最強の闇魔法を教えてみた結果 軽井広💞キミの理想のメイドになる!12\ @karuihiroshi
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