第4話 泊まっていーよ!

「で…………………………」


レンとユウマの自己紹介が終わって現在。


俺は1階リビングにいる。


2人は自分の部屋に戻るから暫く好きにしてねって去ってったわけなんだが。


「俺の部屋は無いのかよーーーーーッッッ!!!!!!!」


そう、このマンションは6部屋。そして幽霊は6人。なんと生きている俺のための空き部屋、なし。


「はあ…」


せっかくの新居。心機一転色々楽しみにしてたのに全部台無しだ。

俺の平穏はいつ訪れるのだろうか…。


「でっかいため息!」


「うわ!!!!!!」


びっくりした!!!急にレンが壁から現れたんだ。


「おい!いくら壁抜け出来るからって目の前で急にやるな!心臓止まるだろ!」


「えへ!ごめーん!あ!心臓止まったら幽霊オソロになるね!」


ゾッ


「縁起でもないこと言うな!」


といいつつ俺はハッとした。


こいつら幽霊だし、やっぱ呪ったり出来たりするんじゃないのか?


こんな鋭いツッコミをして恨まれたらどうする………。

と思って顔を見たが、レンはニコニコしてるだけだった。


「ね、お困りじゃない?」


ニコニコ。悪意の欠片もなさそうな笑顔が逆に怖い。


「俺の部屋に泊まっていーよ!」


嫌な予感しかしない!!

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ゴーストボーイズシェアハウス @sinkaiolca

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