あとがき
※ネタバレ注意※
あとがきまでお読みいただき、ありがとうございます!
そして途中からネタバレが入りますので、まだ本編を読んでいないもしくは途中までという方は、先におまけまでお読みになってからをオススメします。
とはいえ。
個人的にはあとがきから先に読むこともあるタイプの人間として、ネタバレ注意の警告は事前にさせていただきますので、ご安心ください。
さて、今回のお話なのですが。
「婚約破棄」というテーマが流行り出したのが、一体いつ頃だったのかは分かりません。
が。
ある時コメントで「最近の作品は婚約破棄とか虐げられてたりとか、ヒロインが酷い目に遭う作品ばかりでつらい」という言葉を見かけてしまいまして。
これはいけない!と。
どうにかして、ヒロインがつらくない婚約破棄の物語を作らなければと思い至ったのが最初でした。
結果、婚約破棄宣言を喜ぶヒロインができあがった訳ですが(^^;)
「婚約破棄」自体を主題にするのであれば、色々と画策して相手から婚約を破棄させるという物語でもよかったのです。
ただこの時のコメントはおそらく、異世界恋愛における「婚約破棄」のことを指しているのだと、個人的に解釈しました。
なので、始まりはテンプレっぽく!中身は真逆で!を目指した結果、最終的にこうなりましたという……。
完結作品の一つである『ヒロインヒロイン』に、そのあたりは似ているのかもしれません。見た目はテンプレ、中身は別物というのは。
同じテーマや始まり方でも、扱う人によって違う形になることを証明したかったのですが、どうでしたかね?
個人的には、いわゆる「テンプレ」と言われるテーマを長編で扱うのがまだ二度目なので、なかなかに難しかったです(=ω=;)
「お約束」は取り入れつつ、自分らしい「違う形」にするのは、思っている以上に至難の業でして……。
いや本当に、冗談とかお世辞抜きで、流行りのテーマを次々に扱える作者様、すごすぎます。尊敬します。
ちょっと本当に、あまりにも難しすぎてう~~んとなりながら、書いては消してを繰り返しつつ。何とか完成させました。
そして結果、ほぼ日常ものになったという(笑)
その反動でしょうか?
現在すでに次回作を書き進めているのですが、割と王道な恋愛ものになっている気がします。
なんて、脱線してしまいそうなので、この辺りで恒例のあとがきを最後までお読みくださった方への設定紹介といきましょうか!
がっつりネタバレありなので、この先はおまけ話までお読みになってからをオススメします!
ちなみに毎度のことながら個人用の設定資料なので、ほぼほぼ箇条書きです。
では、どうぞ!
◇主人公【ジュリアーナ(Giuliana)】若い、幼い、若々しい、はつらつとした(愛称はジュリー)
物語開始時18歳。一人称私。167cm。
アルベルティーニ公爵家の令嬢。第一王子と結婚したくなくて、王子お気に入りの令嬢にきつめの小言という、わざと地味~な嫌がらせをしていた。
金髪・くせ毛・緑の瞳の、ザ・令嬢。でも結婚してからは髪を一つにまとめて、動きやすい服装を好むように。
結婚後の普段の服装は、白か黒のブラウスに緑のハイウエストのスカートと、赤いリボンでポニーテール。
考えごとをしている時に、金のくせ毛を指先に巻き付けるのが癖。
昔から誰かの記憶を覗き見しているような不思議な夢を見る。そこから様々な知識を得て、ほぼ平民になってからは夫の魔導士としての能力も利用して生活を便利に変えていく。
学園在籍中は、第一王子の補佐という名目で副生徒会長を務めていたが、実際にはただの尻拭い+実働。
実は虫が苦手。
アルベルティーニ公爵家からドレスや靴と、それとおそろいで購入して忘れ去られていた宝飾品を全て押し付けられた。
◇ヒーロー(?)【ニコロ(Nicolo)】人々の勝利
物語開始時21歳。一人称俺。178cm、少しだけ痩せ型。魔術に没頭すると食事をサボりがち。男爵。
平民出身だが、魔術を扱えるため魔導士になり貴族の地位を得ている。その際得た姓は【ランディーノ】
サラサラストレートの茶髪(いわゆるブリュネット)で、アンバー(琥珀色)の瞳の持ち主。割と人見知り。
動揺したりイライラしたりすると、髪をガシガシと乱暴にかきむしる癖がある。
実は左利きだが、食事はテーブルに置かれた通りに使うようマナー講師に叩き込まれたので、他の人と変わらない。文字は魔術を勉強し始めてから覚えたので、右。
利き手を隠しているわけではないけれど、結果的にそうなっているだけ。なので咄嗟の時には全て左手が出る。
ジュリアーナとの結婚の見返りに、好きなだけ研究の時間も費用も手に入れた。なので逃げられないように、最大限過ごしやすい家にしているというマメな部分も。
魔術オタクなので結婚どころか女性に一切興味がなく、子作りが義務だと言われても無視していた。が、実は押されると弱い。あと赤面しやすい。
ジュリアーナに対しては「興味がない」→「扱い方が分からない……」→「なにをしたら喜んでくれるのかが分からない……!」と変化していった。
◇第一王子(主人公の元婚約者)【ダミアーノ(Damiano)】退屈な者、つまらない者
物語開始時18歳。171cm。ブロンドの癖毛に、濃い青い瞳。
浮気者で、真面目に帝王学を学びたくなくて度々授業をすっぽかすダメ人間。
一応王族なので、名ばかり生徒会長をしている。
◇第一王子の恋人【リーヴィア(Livia)】羨ましそうな人、妬ましそうな人
物語開始時18歳。165cm。ダークブロンドに青い瞳。
ブラスキ男爵令嬢。可愛い系で、ゆるふわ女子。あざとい。「ダミアーノさまぁ~」って言っちゃう。語尾にハートまでつきそう。
元々は庶子だった。
◇第二王子【プラチド(Placido)】静かな男、穏やかな男、落ち着いた男、冷静な男、平静な男
物語開始時16歳。180cm。ブロンドのサラサラヘアーに、濃い青い瞳。一人称私。
兄を反面教師にしているのか、とても真面目で真っ直ぐに育つ。
◇第二王子の婚約者【グローリア(Gloria)】栄光の女性、名誉の女性、栄誉の女性、栄冠の女性
物語開始時16歳。165cm。ふわっふわの金の髪に、青い瞳。
オルシーニ侯爵令嬢。主人公を本当の姉のように慕う。
◇ヒーローの同僚兼友人【ベッティーノ(Bettino)】恵まれた者、祝福された者
23歳。177cm。貴族出身の四男。グロッソ子爵令息。れっきとした貴族令嬢シャーリーを妻に持つ。ちなみに妻は元侯爵令嬢。
ふわっふわな金の髪と、グレーが混ざったような青い瞳。ニコロいわく、鳥の巣頭。一人称僕。
本当に毎回、なっがーい人物紹介ですよね(汗)
ちなみに、最後に少しだけ裏話。
ニコロの利き手、左手なんですけれど。実は作中で彼が顔や口元を隠す際、毎回咄嗟に左手を使っていたんです。お気づきになられた方、いらっしゃいますでしょうか?
あんまり物語に影響がない上に、ナイフとフォークなんて利き手関係ないですからね。
結果、本編ではジュリアーナがそれに気付くことがなかったので、意図せず隠し設定みたいになってしまいました。
いつか別の作品で、左利きを活かせる場面とか作れたら、いいんですけれど……。今後の課題ですね。
最後になりますが。
フォローしてくださった方、❤で応援してくださった方、★でレビューをしてくださった方、コメントをしてくださった方。
そしてここまで読んでくださった、全ての方に。
本当に本当に、ありがとうございました!!m(>_<*m))ペコペコッ
待ってました!婚約破棄! 朝姫 夢 @asaki_yumemishi
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