第6話 栄光と代償と
目を覚まして痛みに悶絶して、気絶するようにまた眠る。
繰り返しているうちに、だんだんと目を覚ましていられる時間は長くなっていった。
これって身体が回復しているってことかな?
ようやく両手と両足の添え木は取れた。
頻繁に医者も姿を見せて包帯を替えてくれるが、裂傷やら火傷やらの傷跡も生々しい。
すっかり筋肉も落ちて細くなった腕。
寝たきりだったので、軽く上体を起こしただけで頭もクラクラする。
冗談抜きでとんでもない重傷を負ったのだ。
いくらリハビリしても、前みたいな生活に戻れるのだろうか?
折れた歯もどうしたものか。この世界にインプラント技術なってないだろうから、この齢で総入れ歯かよ。
そんな憂鬱な気持ちを抱えつつ、さらに幾日かが過ぎ。
俺も徐々に体力が回復して――。
なんか知らんけれど、すっきりと身体が治りました。
いやマジで傷跡も綺麗に治ったし、何より折れたと思った歯がにょきにょきと生えてきたのにはビビった。
アクセルくんがまだ乳歯だったわけはないから、こんな奇妙な回復をした理由は一つしか思い当たらない。
リジェネレイド(弱)
当然のように視界の隅に浮かぶ透明なフレーム。
……再生ってそういうことかよ。
(弱)ってことは、受傷自体を治すことはないが、完治すると同時に後遺症無しの以前と同じ健康体に戻れるスキルなのか。
その下に追加表記されたスキルに関しては、正直良く分からない。
格上殺し
字面だけなら、まあそういう意味だろう。
だけど、『あのドラゴンを斃せた超絶スキルだぜ! 』って素直に喜べない。
なにせ斃した代償に俺が負ったのは冗談抜きの大重傷だ。ぶっちゃけ死んでいてもおかしくないって医者も言ってた。
自分の命なんてどうなってもいいと決めていた俺だけど、長い間の療養生活を思い返せば色々と思うところがある。
先のリジェネレイト合わせて使いどころを考える必要がありそうだ。
◇◇◇◇
「お似合いです、アクセル様」
礼装を身に着けた俺がエントランスへ降りて行くと、テレレが顔を輝かせる。見回せば、立ち並ぶ使用人たちも皆して同じような表情を浮かべていた。
ついこの間までは、汚物を見るような――はさすがに言い過ぎかも知れないが、まるで腫れ物扱いされていたアクセルくんだ。
それが、ドラゴンを退治した例の一件以来、皆して手のひらグリングリンである。正直居心地が悪い。
気づけば、メイド軍団も熱っぽい視線を送って来ていて――怪我で寝たきりだったとき、シモの世話も彼女たちがしてくれたので、そちらを直視出来ない。はっきりいってアクセルくんのプライドはボロボロよ?
それでもどうにか平静を保ち、仕立ての良い馬車に乗り込む。
「行ってらっしゃいませ」
と一斉に頭を下げる使用人たちに見送られる俺は、ようやく王都へ出向き登城するところ。
同乗者はテレレとオリヴィエの護衛二人にメイドのモニカ。後続の馬車にも何人か使用人が搭乗中。
やれやれ、ようやっと居心地の悪い視線から解放されたぜ、と馬車の窓から外を眺めて、俺はその認識が甘かったことを知る。
「アクセル様! アクセル様だ!」
「街の英雄様が王都へ向かわれるぞ!」
中心街に向かうにつれ、どんどん人が増えていく。
比例するように歓声も増えてきていて、何事!? と思ってしまうくらいちょっと怖い。
ゆっくりとスピードを落とした馬車は街の中心の広場へと差し掛かる。
なんでチンタラしているんだ、そんなに人が邪魔なのか、と思った俺だったが、一瞬で認識を改めた。
広場の石造りのアーチ。そこに据えられているのは、でっかいドラゴンの頭蓋骨。
ぽかーんと口を開けて見入っている俺だったが、御者もそれも見越して速度を落としたらしい。
…いや、本当にこれ、俺が斃したの?
まるで実感が沸かない。
「オリヴィエ」
「はッ」
「…いや、なんでもない」
テレレもオリヴィエも、俺がドラゴンを斃した一部始終を目撃していたらしいけれど、改めて解説させるのも嫌味ったらしいよな。
目を伏せるように視線を落とせば、馬車に向かって手を振る群衆が視界に入る。
おお、俺と遊んでいたガキンチョたち。みんなして無事だったか。
中でも俺が森へと飛び込んで助けたガキなんか、べえべえ泣きながらこっちに向かって手を振ってやがる。
軽く手を上げて応じれば、歓声が爆発した。
これにもちょっとビビったけれど、気持ち良いなこれ。
そのまま群衆に見送られて街を出る。
王都まで五日間くらいの馬車旅だ。
道々の投宿先や村でも歓迎を受ける。
お付きの使用人が着替えや食事といった諸々の差配をしてくれるので、まるで不自由はしない。まさに貴族の旅だな。
馬車の中でも、メイドのモニカがお茶やお菓子だと甲斐甲斐しい。
俺が視線を向けると、やや怯えながらもしっかりと笑顔で応じてくれる。
そんなこんなで、意外とあっと言う間に王都へと到着。
登城する前夜は城下にある一級の宿に泊まった。
翌朝、真新しい礼装に身を包み登城する俺。
同じ意匠の豪華な服を何着も持っているなんてさすがお貴族さまである。
そして、首都の高台にある王城であるが、これがまた呆れるほどデカい。
屋根から尖塔が幾つか突き立っているんだけど、あそこの先端あたりに住んだらトイレも食事も大変だろうなー、なんてぼんやりと眺める
城門から、兵士たちが整列する間を通って案内された控室。
俺についてきた護衛のテレレたちも正装している。
白いスカートに黒い甲冑のテレレと、黒ズボンに白い甲冑のオリヴィエのモノトーン双子はそれだけで絵になるなあ。
そんな二人を従えて控室を出た。
先導の騎士が大きな扉を開け放てば、そこは呆れるくらい天井が高くて立派な謁見の間ですよ。
両脇にはずらりと貴族らしい格好をした人が並んでいて、その間の花道(?)を歩く俺。
こんな格式ばった場所で大勢の注目を浴びるのは高校の卒業式依頼だろうか。
はっきりいってビビッている。
かといってここで回れ右でもしようものなら無礼打ちされそうなこの世界。
仕方なくなるべく前だけを見て歩いた先は玉座の前。
座っているのはもちろんこの国の王様で、俺の血縁上の父でもある。
ハウル・クリッシュ・ド・リーゼン。
現国王の名だ。
当然の知識として俺の中にあるも、しばらくぶりに見る父の顔なのにまるで親近感が沸いてこない。
「久しいな、アクセルよ」
片膝をついて畏まる俺たちに、国王の第一声はそれだった。
「はッ、ご無沙汰しております」
この返しでいいの? と思いつつ答える俺。
そのあともつらつらと何ごとか話しかけられたけれど、どうにか適当に返事をしてやり過ごす。
ここまではいわば時候の挨拶みたいなもので、いよいよ本題を切り出してくる国王陛下。
「こたびの竜殺しの一件、おまえ一人で成し遂げたことに相違ないな?」
謁見の間に詰めかけた人々の間に騒めきが広がっていく。
この世界に於いて、ドラゴンは最も脅威的な怪物とされ、竜殺しは一種のステータスだ。
それを、まだ未成年である俺が果たしたとすれば、誰もが懐疑的になるのは無理もないこと。
「ハッ。それは我らが二人、確かに見届けております」
「兎一族が次期惣領バイバラスの名に掛けて、相違ありません」
俺の背後で背筋を伸ばして堂々と答えるテレレとオリヴィエ。
…馬車旅の道々で聞いた話なのだが、今回出現したドラゴンは、地下迷宮の最下層で眠っていたらしい。
そいつが目を覚ましたのは、調査に赴いた冒険者たちが何かやらかしたのかそれとも自然に目覚めたのか分からないが、襲われた調査チームは壊滅。
どうにか逃げだしてきたのが例の森から転がり出てきた冒険者で、ドラゴンはやつの後を追って地下から地上へ。
そのおかげで地下迷宮があった場所はぼっこりと陥没したらしい。
……いや、そもそもそんなデカい化け物が地下迷宮の底にいたって何なのさ?
どう考えても地上の入口から入らないサイズだろ? まあ、長い年月をかけて地下で成長したってことかも知れないけれど。
おまけにオリヴィエがいうには、俺が斃したのは地竜と呼ばれ竜種の中でも下級にカテゴライズされるドラゴンらしい。
それでも十分に驚異的な存在らしいのだが、ファンタジーのこういうインフレ具合は勘弁して欲しい。
上級種のドラゴンなんかアレだ、口からレーザーでも吐くってのか?
「……ハウル・クリッシュ・ド・リーゼンの名に於いて、ここにアクセル・ド・バルドリの竜殺しの名誉を認める」
ハッと顔を上げれば、国王陛下の厳かな宣言。
感嘆とも困惑とも取れる騒めきを背景に、国王は続けて宣言する。
「その名誉を持って、我が七番目の息子アクセルに、王族として、リーゼンを名乗る資格も認めよう」
今度ははっきりとした感嘆の声が上がったように思える。
「謹んで拝領いたします」
俺が更に深々と頭を下げると、視界に豪奢な靴の爪先が目に入る。
思わず顔を上げれば、国王ハウルが目前に立っていた。
身構えてしまう俺に対し、国王は破顔する。
「どうした? 受命したのであれば、おまえは晴れて余の息子なのだぞ? 誰に憚ることがある?」
つまり、これで改めて親子関係を結ぶ=王位継承権の確約ってこと?
未だ硬直が解けない俺の身体を持ち上げるようにして、国王は俺を立たせてくれた。
そのまま肩を抱かれて並んで振り返れば、謁見の間に拍手が響いた。
俺の背後で膝を突いているテレレとオリヴィエは物凄く嬉しそう。
「ドラゴンスレイヤー、アクセル王子を照覧あれ!」
誰かが叫び、更に拍手と歓声が鳴り響く。
拍手をしているのは列席した貴族たちなのだが、正直誰が誰なのかさっぱりだ。
そんな中で、俺は見覚えのある紋章を見つける。
三角と丸が組み合わさったシンプルな造りは、忘れるはずもないバルドリ家の紋章だ。
その紋章を付けたマントを羽織る人物に視線を移せば――あれ? あれれ? 伯父上は何時の間に毛髪が復活されたの? って顔は似ているけど伯父じゃない。
伯父よりいくらか頑健そうな身体つきの彼はニールセン・ド・バルドリ。
伯父さんの息子であり、俺にとっての従兄弟に当たる。
もちろん彼のことは知ってはいたけれど、伯父さんは何でいないの?
せっかくの甥っ子の晴れ舞台も気に入らないの? 名代で十分だっての?
そこまで嫌われていたのか。ちょいとショックだわー。
気づいたとき、舞台はお披露目パーティみたいなものに移行していた。
謁見の間より広い会場。窓も開放されて中庭には噴水が。
雛壇では楽団が音楽を奏でて、グラスを持った煌びやかな装いの男女が盛大に行き交う。
どうやら俺がこのパーティの主賓らしく、貴族たちが列をなして挨拶してくる。
適当に挨拶を交わし――真面目な話、みな初対面で誰が誰だか知らんがな――どうにかやり過ごしていると、ポンと肩を叩かれる。
見れば衣裳を替えた国王様だ。
謁見の間で見た格好はなんか重厚な感じがしたが、今はカジュアルで煌びやかな感じ?
「楽しんでおるかアクセルよ?」
酒杯片手にそう言ってくる国王に、周囲の貴族たちは潮が引くように散っていく。
「少し歩くか」
促されて、二人だけで中庭の方へ並んで歩く。
石造りのアーチに、純白の花が淡い光を放つように絡みついている。
「こうして会うのも久しぶりだが、ずいぶんと逞しくなったものだな」
ご冗談を。バルドリ領では酒食に耽ってロクロク身体も鍛えてないんですよ?
そんな風に軽口を返す雰囲気では全くない。
「そう……でしょうか」
言葉を濁す俺を、国王は眩し気に眺めてくる。
頬に浮かべる笑顔は謁見の間の時と比べて柔らかく、その眼差しはやや複雑な色を浮かべていたよう俺の目には映る
「ブレイズもようここまで育ててくれたものよ」
しみじみとした口調には、伯父に対する信頼が窺がえた。
同時に僅かに目元を引きつらせているのは、俺が自分を裏切った女の息子だからか。
「……」
沈黙するしかない俺に対し、次に国王が口にした言葉は到底聞き捨て出来ないものだった。
「ブレイズもパラディスでさぞ鼻が高かろう…」
パラディス。この世界では、天国やあの世を意味する言葉。
膝が砕けた。思わずその場でたたらを踏むようにしてしまう俺。
「どうした、アクセル?」
心配そうに寄り添ってきた国王の顔を、無礼と思えるほどまっすぐ見つめてしまう。
「……少し人酔いしたようです。しばしの退室をお許し願えますか?」
鷹揚に頷く国王に一礼し、俺は控室へと向かう。
中にはモニカや使用人たちが待機していて、いきなり戻ってきた俺に驚いたようだったが、無視してどっかりと椅子に腰を下ろす。
予想通り間もなくドアが開き、入ってきたのはテレレだった。
純白のドレスに珍しく結い上げた髪と兎耳はとても似合っていたが、今はそんなことはどうでもいい。
「殿下、いかがいたしました?」
心配そうな顔付きの彼女を横目に、俺は背後に控える使用人たちへと命じる。
「全員外へ出ていろ」
控室には俺とテレレの二人切りとなった。
「……おまえは、伯父上が死んだことは知っていたのか……?」
テレレの白い頬はサッと青ざめた。それが何よりの答えだった。
「……申し訳ありません」
頭を下げてくる彼女に、俺は怒鳴りつける。
「どうして黙っていた! どうして俺に教えなかった…!」
またもやドアが開く。入っていたのはオリヴィエだ。
「お許し下さい、殿下」
「ふざけるな! こんな重大ごとを、おまえたち二人は知っていたくせに…!」
「伯爵様の御遺言なのです!」
「……ッ!?」
固まる俺に、顔を上げたテレレが涙声で訴えてくる。
「然るべき時に、然るべき方より教えられるまで自分の死をアクセル様に伝えるな、と…!!」
力が抜ける。
ドサッと再び椅子に座り込む。
それから頭を抱える。
伯父の遺言の内容に、色々と思いを馳せる。
俺に知らせるな。
俺だけをハブるという意味に読み取れる。じゃあ、その理由は?
それにもう一つ。
こんな遺言を残すなんて、まるで自分が間もなく死ぬことを知っていたのか伯父上は?
「伯爵様は、アクセル様を本当に愛しておられたのです…!!」
テレレは言う。
「…なぜそんなことがおまえに分かる?」
「分かりますとも。でなければ、『魂の雫』を常に身に着けておられるわけなどありません!」
断言されても意味が分からない。
そもそも『魂の雫』ってのは聞いたことのない単語だ。
訊ねると、テレレが口籠る。
オリヴィエも躊躇している感じだったが、結局説明してくれた。
「殿下が伯爵様に引き取られた際のことと伝え聞いております。
『この子に罪はなく、仮に責があったとしても、それは全て自分が負う』と。
その証として互いに肌身離さず『魂の雫』を身に着けると」
「だから! その魂の雫ってのは何だ!」
俺は叫ぶ。
自分でも何でそんなにイラついているのか、怒っているのか分からない。
「……常にアクセル様がネックレスとして身に着けておられた宝石のことです」
あの涙型の宝石のことだったのか。外そうとした時に、偉い剣幕でテレレに叱られたことを思い出す。
だが、今の俺はそれを身に着けていない。
そういえば、どこに行ったんだろう、あれ?
「アクセル様の魂の雫は、おそらくドラゴンとの闘いで…」
そう口を開いたのはオリヴィエ。
なるほどな。
俺はさっぱり覚えていないが、あんな重傷を負った戦いだ。身に着けていたものなんか全部ボロボロになっていたはず。
俺が怪訝そうな表情を浮かべていたからだろうか。
テレレが激しく首を左右に振って言う。
「そうではありません! 魂の雫はバルドリ家に伝えられてきた秘宝! 身に着けた人間の身に危険が及んだ際に、対で身に着けた人間の命を代償に救うという伝承が……!」
ぐらり、と俺の視界が傾く。
咄嗟にオリヴィエが支えてくれなければ床に倒れ込んでいたかも知れない。
「……それは本当なのか?」
その伝承は真実なのか。
それが真実であれば、伯父上は俺の身代わりに死んだというのか…?
「執務室で公務をされている最中だったと聞いております。急に昏倒されて、医師が駆けつけるも既に事切れていらっしゃったと…」
俺を支えながら囁くように言うオリヴィエ。
その兄の囁きを、俺の真正面でべそをかいたような表情の妹が引き取った。
「……伯爵様が耳に下げられていた魂の雫は、粉々に砕けていたそうです」
椅子に深く腰を下ろし、背もたれに全身を預ける。
…伝承は、あくまで伝承だ。伯父の死は、単なる偶然ということなのかも知れない。
しかしここはファンタジーの魔法もドラゴンもいる世界。
そんな自己犠牲を強いるようなマジックアイテムが存在しても不思議ではないのだ。
後頭部から首筋にかけて、さーっと血の気が引いていく。心臓が早鐘を打つ。
俺の脳裏に恐ろしい考えが去来している。
俺にだけあるらしいスキル。
ドラゴンを屠った代償に死んでもおかしくなかったスキル。
なのに俺が死んでいないのは、伯父が替わりに……?
全身がガクガクと震えた。頭が上手く回らない。
酷い疲労感。両肩を垂直に地面に向かって押し付けられているような錯覚にとらわれている。
それでも俺はどうにか声を絞り出すと、テレレにこう尋ねていた。
「……伯父上が身罷られたとき、金色の雪は降ったのか?」
涙を拭いもせずテレレは答える。
「はい。バルドリ領に遍く大量の黄金の雪が」
「…そうか」
傷だらけの王子と黄金の雪が降る世界 鳥なんこつ @kamonohasi007
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