主人公は薬師としての高みを目指す伯爵令息チャールズ。
毒と病の精カンタリスに見守られながら、薬師としても実業家としても成長していくチャールズにとって、最大の毒は実家という名の身内だったのです。
理解不能な難癖をつけられ、廃嫡と追放を突き付けられたチャールズは…。
いわゆる追放劇によって始まるこの作品。
主人公はNoと言える強い意志を持った人物でとても好感が持てます。
到底認められないようなことを要求されても黙って、耐えるなどという欝な展開もなく、安心して、読み進められます。
主思いのカンタリスに婚約者であるミカエラと魅力的なヒロインもいますよ!