勇者を倒した魔道士の話~軍事チート勇者を倒した魔道士の結末

山田 勝

勇者を倒した魔道士の話~軍事チート型の勇者を倒した魔道士の結末

僕は、今日、黒髪族の勇者と決闘をする。

相手は、異世界から来た二本足の獣だ。


「ヒヒヒヒヒ、お前、俺と決闘するの?」


「そうだ!一本杉村の土魔法のリヒターだ。勇者アギトに決闘を申し込む!」


「あ~~何かいたな。あっ、ベルタとビアンカ?お前ら、覚えている?」


「え~、私の元婚約者だったわ。黒歴史よ」

「私の元義弟、あんな貧乏くさい村のことは、忘れたいわ」


・・・俺はリヒター、土魔法師のリヒター、孤児だったが、魔法の素質を見込まれ、師匠に拾われ、義姉だったビアンカと一緒に育った。婚約者は、村の幼なじみベルタ。


一年前までは幸せな生活だった。

奴、アギトが村に来るまでは、




☆☆☆一年前


勇者アギトに、ベルタが目をつけられた。


「魔獣討伐で、休憩でよったけど、な~んもない村じゃん。おっ、良い女がいる。なあ、俺と一緒に、王都にいかね?」


「勇者様、私の婚約者です。遠慮して下さい」


「あ~、俺が魔獣退治してやっから、この村の者は、森に入れるんだぜ?良いのかよ」

「でも、無理です。勇者様なら、王女様と結婚されるのではないのですか?」


「ああ~何だと、じゃあ、村にいる間だけ世話係をしてもらうだけだぜ。なあ、貸せよ!」

「断ります!」

「リヒター・・・勇者様、怖い」


「ちっ、つまんねーの」


あのときは、ベルタは、僕の手をがっちり握っていた。あの時は、確かに、絆を感じていた。


しかし、翌日から、様子がおかしくなった。


「でよ。王都に行けば、毎日、ホロホロ鳥が食べられるのよ」

「まあ、この村では一年に一回ぐらいよ・・・・」


勇者と話すベルタが目撃されるようになった。


義姉も、家を空けるようになる。それに、なんだか、祭りでもないのに、化粧をして、おかしい。


「ただいま。義姉さん。ご飯は?」

「あ、リヒター、自分で作って、私も忙しいのよ。村長さんに呼ばれているのよ」


勇者は帰らない。義姉さんも家を空ける日が多くなった。一週間もたつと、ベルタは村で会っても、僕を避けるようになった。

思わずベルタの家に行った。


「な、何?この金貨は、おじさんたち、金貨を数えている」

「・・・リヒター、もう、この家には来ないでくれ」

「ええ、娘の幸せを考えたら、勇者様の第四夫人にしてもらった方が良いかも」


「な、何だって!ベルタの気持ちはどうでもいいのかよ!」


僕は、村長の家に向かった。勇者が滞在しているからだ。

家の中からキャ、キャと声が聞こえてきた。村人たちは働いている時間だ。


警護の騎士たちは、ニヤリと笑って、僕を通した。


村長の家で一番良い部屋が勇者の部屋に違いない。入ると信じられない光景が飛び込んできた。

ベットの中で、三人は歓談をしていた。服が散らかっている。


「ギャハハハハ、それでよ~王都に行けば、もっと良い宝石をプレゼントするぜ」

「キャー、アギト様」

「私も王都に連れて行って下さい!」


「べルタ、義姉さんまで!服を着てよ!」


「あ、リヒター、私は、アギト様と王都に行くの。だから、婚約破棄をするわ」

「ほい、手切れ金」


チャリン♩


「拾えよ。貧乏くさい魔道士さ~ん。そして、お恵み有難うございますと言うんだぜ」


クッ、これを拾ったら、男じゃない。勇者め。魅了を使っているに違いない。

僕の誇りに掛けて、


「決闘を申し込む!」


アギトはベットから出た。服ぐらい着ろよ。

戸棚から、何か魔道具みたいなものを取り出した。


「あ、そう」


バン!バン!


「ギャアアアーーーーー」


何か魔道具から、何かを足に放った。

音からして、爆裂魔法か?


「ハハハハハ、油断しちゃダメだよ。君、俺はお前たちから見て、異世界から武器を召喚できるのよ。ベレッタっていうんだけど、さあ、金貨を拾わないと、撃つよ」


「イタい、イタい」


傷口が熱い。足が立たない。怖い。


「あれ~拾って、勇者様有難う言わないの、じゃあ、死ねよ」


ヒヒ~~ン


・・・その時、馬のいななきと、数人、入ってくる気配を感じた。


ドン!とドアが開く。カチャカチャと甲冑の音が聞こえる。


「・・・銃声が聞こえた。お前、何、撃っているのか?」

「あ、ああああ?お前・・・」


「魔獣討伐が滞っているから、様子を見に来た。魔獣は既に討伐したから、お前はさっさと他の地域の魔獣討伐をしてこい。魔獣が活性化している。魔王軍が動き出す前兆だ・・服を着ろ」


「分かっているよ!」


・・・あれ、女の声、若い。少女か。アギトが縮こまっている。


年は、15歳ぐらいか。茶色と黒のまだら模様の服、部屋の中にでも溶け込むような不思議な服、髪は、黒髪、アギトと同じ黒髪族だ。


窓の外を見ると、聖王国の聖騎士団の軍旗、総勢100名、僕の国の騎士たちは、恐縮している。

レベルが違う。

聖王国は、事前通知なしで、聖騎士を国境越えさせることが出来るけど、見たのは初めてだ。


我国の騎士たちが少女にもみ手をしている。

「あの、もしや、対魔王軍勇者アリサ様ではございませんか?是非、王都に来て下さい」

「不要、その三軍勇者の躾、しっかりしておけ」

「御意・・・アギト様、少し・・お控えして頂ければありがたいかな~」


「分かったって言っているだろ!いったん、王都に戻るぞ!」


・・・アギトは、義姉ビアンカと元婚約者ベルタを連れて、去って行った。


「ヒール!」


聖騎士団付きの聖女様が傷を治してくれた。

聖女様から、残酷な事実を聞く。


「魅了反応はございません。そもそも勇者アギトは、魅了を使えません。それに禁止されています」


「じゃあ、何で、ビアンカとベルタは、ついて行ったんだ!」


・・・勇者アギトは、村娘に声を掛けて、王城に連れて行き遊んでいる。

村娘も、宝石やらドレス、肉料理につられて、承諾している。


「ええ、アギトは、粗暴さと、勇者のランクの低さから、貴族令嬢からは、敬遠されています。王女との婚姻も成果次第と言われています」


「で、何で、殺してくれなかったんですか?!」


「それは・・・自分でやれ、あんな勇者でも後方での魔獣狩りとしては必要・・しかし、決闘は別・・」


・・・アギトと同じ黒髪族の少女が、僕に話しかけてくれた。


「そんなの無理だよ。あんな。威力ある異界の武器を持っていたら・・」

「お前は、土魔法師だったな?やりようはある。まずは無詠唱で、素早く土壁を出したら、教えてやる」


少女は、僕に、対異世界武器の対処法を教えてくると言う。

正直、僕の魔法で出来るのか?と思ったが、


やるしかない。亡き師匠の話では、『詠唱とは地図だ。目的地が分かったらいらんだろ?』


抽象的だが、やるしかない。


「一年もたてば、魔王軍との戦も鎮静化するだろう。そしたら、また来る」

「分かりました!やります。いえ、やってやります」


村の仕事をこなし。夜、人気のいない野原で、練習、思念は現実化する。

土壁のイメージ


今まで、義姉さんが、食事を作ったり洗濯をしてくれた。

だが、今は一人。

僕は、イモを煮ることもせず火で炙って食べ。時間を惜しんで練習した。


まるで、浮浪者だ。

村人たちの目も気にしない。


しかし、噂が立った。


「なあ、リヒター、恩師の娘、ビアンカに暴力を振るっていたんだって?」

「ベルタも、ひつこくつきまとわれて、いやいや、婚約を結ばれたって聞いたぞ」


やがて、村人は僕に仕事を頼まなくなった。


「王様から、報奨金をもらったから、働く必要なくなったんだわ。一生、食えていける」

「畑仕事をする者も、他の土魔法師に頼んだから、お前、いいや」


どうせ。王様から、口止め料をもらったんだろ。いや、アギトの嫌がらせかもしれない。


僕は、一生懸命練習し、立ち寄る魔道士から、無詠唱のことを聞いたが、分からない。


「無詠唱は、素質がものをいうけど、無詠唱に近いことは出来るよ。ほら、心の声って、早いだろ」


(土壁!土壁!)


ボコ、ボコボコボコ


「ああ、俺は、例えば、二の腕をつねると、詠唱を思い出すようにしている。すると、詠唱をしなくても魔法が使えるのさ。でも、一個か、二個だぜ。記憶法であるだろ。つねると思い出すって・・・しかし、お前、すごい匂いだな」


(・・・・・・)


ボコ、ボコ、ボコボコボコ


数ヶ月やっていたら、


ボコボコボコ!


土壁が出来た!


その時には、僕は浮浪者と見分けが付かなくなった。

次は、早さだ。早さを極める。


しかし、

次第に村からの迫害が強くなった。


子供たちからも石を投げられ。


シュン、シュン


「「「ヤーイ、暴力リヒター」」」


貯金もつき。

庭を耕し、その収穫物だけで暮らした。僕は土魔法士だ。何とかなる。


しかし、村人の陰鬱さを忘れていた。

一端、負の感情を抱かれたら、とどまることを知らないのだ。


ボオオオオオオーーーー


「家が燃えている。畑も、荒らされている」


「おい、リヒター、火の後始末、しっかりやれよ」

「ヒヒヒヒヒ、畑も、獣が荒らしていったぞ」

「もう、出て行けよ。暴力リヒターさん」


「そんな。師匠の家・・皆、遠巻きに、ニヤニヤ見ているだけ」

「村はずれだから、延焼はしないのよ」


修行に行っているときに、やられた。

逃げたい。冒険者ギルドに行けば、他の土地でやり直しできるだろう。


しかし、あの少女との約束を守らなければ、アギトに、復讐をするんだ。


僕は、森で暮らし。木の実や狩りをして、どうにか、約束の一年目まで、この村にすがりついた。



彼女は約束を覚えていてくれた。

一年後、聖王国の騎馬、馬車が、この村を訪れてくれたのだ。


村人は大歓迎だ。


「魔王討伐、ご苦労様です!」

「村の広場に、歓迎の式典の準備をしております。それまで、村長の家で、お休み下さい」


「いらない。リヒターは?」

「「「えっ」」」


「リヒターに用があると通達したはずだが」

「ヒィ、分かりました」


「お~い。リヒター!いや、リヒター殿!」


あってすぐに、挨拶もそうそうに、彼女は切り出した。


「課題は?」


僕は、言葉ではなく。魔道で返した


ボコッ!


このときには、一瞬で、土壁が出来るようになった。


「ほお、高さよし。厚さよし。早さ良し・・頃合いか」


「対銃の戦い方を教えてやる。ゼム殿、この国の王に、アギトと決闘させるように指示だ。元義姉と、元婚約者もこの村に連れてくるように」

「畏まりました。勇者様」


(((王に指示、どんだけ、権力を持っているんだ)))


村人たちは、改めて、勇者の権威の高さを思い知った。



☆☆☆現在




「じゃあ、さっさと倒して、帰るよ。ビアンカ、ベルタ、ここで、リヒターを倒すところを俺の隣で見ておけよ。一年前の再現だ」


・・・周りに、土以外ない広場、土は軟らかいな。土魔法士は土を礫のように飛ばすと聞いていたが、べルタとビアンカを盾にすればいいや。


そろそろこいつら飽きて来たしな。それに、贅沢を覚えて金が掛かる。昔は、肉料理で飛び上がって喜んでいたのに、今は宝石やらドレスだ。

もっと、貧乏な村の娘を連れて行って、コストを下げよう。


「立会人は、聖王国騎士、このゼムが勤める。両者、規定の位置に」


「このコインが落ちたとき、開始の合図だ!」


聖騎士がコインを投げた。


チャリン


アギトは拳銃を抜いたが、


ボコッ!


一メートル前に、土壁が出来た。


「何だよ。これ、こんなもので弾を止められるか!」


バン!バン!・・・



☆回想


『リヒター、よく見ておけ。今から、お前が出した土壁に、64式7.62ミリ小銃で、撃つ』


バン!バン!


『次は、連射だ』


バンバンバンババン!


『何故、貫通していない!』


『次は、ゼム殿、弓で射って下さい』

『畏まりました』


シュン!シュン!


『あれ、矢が貫通している』


『銃の弾は、初速は早いが軽い。土、○○センチで止まる。だから、異世界では土嚢で陣地を作る・・・』


『そして、アギトの使う拳銃の戦い方は、一メートル、三秒だ。民間人の戦い方だ』


・・・異世界の銃社会と言われている国では、

商店を銃で襲う強盗に対して、店番が反撃することがある。

一メートル以内だったら、三発以内に決着が付くと云われている。


遠ざかれば、それだけ、命中率は下がる。

強盗は、店番が出した拳銃を、銃口から弾を避け。一発反撃して、逃げていく。

それか、店番が、強盗を殺す。

その間は、3秒3発以内と言われている。


「これから、導かせる答えは?」


「アギトの一メートル前方に土壁を出して、四周を土壁で囲めば打つ手はなし。殺す方法は・・」

「それはリヒターが考えろ。後、3日後に、アギトたちは来る」


・・・・・・



「あれ、回り込んで、撃つぞ!」


ボコボコボコ~


「ヒィ、四方を土壁に囲まれた!」

「「キャアアアーーーーー」」


そして、僕は、土壁を解いた。魔力を土から抜けば崩れるのだ。


ドサッ


そして、もう、一発!


何回も、土壁を作り、崩壊。

やがて、小山が出来た。


「三人の生命反応がありません」

「うむ。これによって、リヒター殿の勝ちとする!」


村人たちは困惑をした。

今まで、さげすんでいたリヒターが勇者に勝ったのだ。

ベルタもビアンカも死んだ。

口止め料として、お金も送ってもらえなくなる。


一応、アギトは品性方正の勇者として、各国に喧伝されていたからだ。


「アハハハ、リヒター、また、土おこし頼むぜ」

「家、燃えちゃったな。そうだ、村長さん。空いている家ないか?」

「まあ、リヒター、娘がいるの。一緒に暮らすところから始めない」


【うるさい!!うるさい。うるさい!】

僕は、村人にも復讐を考えていた。


勇者アリサ、この少女のことは流れの冒険者から聞いた。

こいつは、異世界人ではない。

母親が異世界人だ。


どういう理由か分からないが、異世界とつながる何かを持っている。


こいつを殺せば、村は、女神教会から破門、王も庇護しなくなる。

俺は処刑、いや、決闘だから扱いはどうなるのだ。いや、どうでも良い。


倒す方法は、こいつが、教えてくれたじゃないか?

僕は、いや、俺は、叫んだ!


【勇者アリサ様に決闘を申し込む!】


「そう・・・破滅思想の持ち主ってところね。ゼム、貴方が証人ね」

「御意」


「ヒィ、リヒター、やめろ。強いのは分かったから」

「考え直せ」

「勇者様は、大国の王都に、パレードに行かれる。お前にかまっている暇はないって」


「別にかまわない。しかし、時間がない。いますぐだ。開始の合図は、お前の先制攻撃が、合図だ」


「なっ」


・・馬鹿にしているのか?

彼女は、杖のような銃を構えない。

舐めきっている。

彼女の服装は会ったときと同じ。黒と茶色のまだら模様で、鉄兜に、厚い布か皮の鎧を着ている。

自信があるのだろう。


しかし、僕の土壁は、秒未満で作ることが出来る。

俺が有利だ。


ボコ!


そして、残り三方向に、土壁を作り。


ボコ!ボコ!ボコ!


ドサッ


崩壊させる。これを繰り返す・・・・


同じ作業を繰り返した。念には念を入れて、もっと、あれ、・・土に通している魔力で感じた。


「えっ、土の中に、空間が出来ている。何故?」


次の瞬間


ドカーーーーーン!


土の山が、吹き飛び。ガラスの破片のように、僕の目に当たった。体にも熱い衝撃を感じる。


ドサッ


倒れた。目が見えない。

しかし、理由を知りたい。次は、もっと・・・うまくやる。


・・・・


「リヒター、死亡が確認されました」


「どこかに行けば、土魔法師として、幸せに暮らせたものを・・・」


「しかし、それは、スコップ、勇者殿は何でも持っているビックリ箱みたいですな」

「そお、携帯スコップ、おりたためば、ここまで、小さくなる。そして・・」


・・・私はモンロー効果を利用する岩盤砕き用の爆弾を持っていた。

爆破薬をすり鉢状に加工したものだ。

すると、爆風はスリバチの先、一方方向にしか行かない。威力も集中する。


私は、弱点を教えるときは、その対処法も持って行くことにしている。

もう、この方法で、この世界に訪れた軍事チート型の勇者が何人か討ち取られている。


もちろん、爆風の後ろにいた私も無事ではすまないが、死にはしないし、防弾チョッキを着ている。


「リヒター殿ですか?魔王軍にやられた戦法、アリサ様が対処法を知らないとでも思っていたのでしょうかね」



「さあ、ざまは、した後が難しいのね。ウゥ、ゴホゴホ、少し、土が口に入っていた」


「!!!なら、勇者様、我が村の井戸水で、口をすすいで下さい」


「不要、この村の水は腐っていそうだ」


「「「ヒィ」」」

「そんな。怒ってらっしゃる」


「ルル、水をお願い」

「はい、勇者殿、水筒でございます!」


「ええ~と、リデル王国、一本杉村の水は『腐っている』と勇者様は仰せになった」


「ヒィ、筆記官様、書かないで下さい!」



やがて、この村に立ち寄る冒険者、魔道士はいなくなり。作物も売れなくなった。


『勇者様が腐った水と仰った。あの方は、滅多に悪口を言わない方、いや、事実に基づかないことは言わないから、この村の水、何かあるんじゃないか?』

『農作物、もって帰れよ!』


『ヒィ、そんな~』


『あれ、騎士たちが来る』


『布告、この村の者は、移住を禁止する!』

『『そんな』』


この村は、緩やかな滅亡を強いられることになる。


リヒター、死んでから、村人たちにもざまぁをしたと、事情の分かっている者たちはささやきあった。




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