酒代に掠われた倅はいずこかの星にあるか

伝説のくま

第1話 山で聞いたバカ過ぎる息子

俺の父は、元は尾張の国境の役人で関所にて達人だったそうだ、其れが楽市楽座の政務により国政が変わり、行商人の天下へとそして庄屋が各地の良い物を集めていく最中、貫高制度の頂点を極めるは庄屋か行商人か商屋か武士か芸術家か茶人か公人か武芸者かそしてその全てが我ら忍びの者の手によりあるとすればバカ過ぎるし、なら何にもしねえわなぁ普通は、堅苦しいし、たるいし、

が、そうも行かずに、毎月の様に好きな事をのんびり生きていると、どこからかくノ一がやって来て、

この日も団子を食っていたら来た。

「三法師さま頭領がお呼びです、半月せぬ内に忍び屋敷へお越しください。」

そして、消えて行くように走り去る。

という風にいつでも嫌々ながら忍びの者の仕事や手口を痛い程にその手の中に染みこませる闇に染まる。

例えば

「訓練を押し付けられ皆で大怪我をしました。」評価無し

「言われた通りに悪い武士から稲葉文琳を盗んで来ました。」

5貫もらう

里はそいつを50貫で庄屋や商屋へ売りに出す、即座に完売。

ある朝これは嫌だなぁと思い、直江津に赴いて塩を買って、甲府へ初めて行き塩を庄屋や座へ、葡萄を購入しまた直江津に赴いて塩を買った座と庄屋へと、いつしか日課の様に旅をしながら、ケチな仕事ぶりをしながら力強い資金力を得る。


京へ赴いてみるか、戸隠を後に、京へ赴いて茶器やらを千利休から爆買いし、商家を訪ね武具を爆買いし寺へ参って布施を10貫し、南蛮寺へ布施を77貫するといろいろ教えてもらいへーっと関心事が増えて農業を教わる。

吉岡道場にて、修行をしながら、弟子達にやや嫌だ!と言われても打ち込む。

里へ帰ると、押し迫る危機感を余所に澄み酒を渡して驚かせ、南蛮商人から買った珍蛇酒をぽぃっと渡して、50貫ぐらいの兵法書やら得ての武具の50貫程の物を頭領以外に全て渡す、

頭領には茶器やらを3つぐらい渡した。


皆、凄く明るくなり、やや住み良い。


いつも通りにある時に京へ赴いて堺という街を知る。

行くべきだと考えて、茶器やらを荷車へ荷付けし、のんびり歩く徒歩にて、前方に軒猿達が、、

致し方なく、軒猿のくノ一共をとっ捕まえるとお尻と胸を触るとしゅんっとなったので鍛造と名乗る中忍と対峙する、くないを投げてきて刺さったが抜いて、投げて当たったが相打ちに倒れて、目が覚めると曲瀬道三という医師宅に居た、ほほうこれはこれはっと、早速に師事を約定し、すってんてんにて、粥を恵んでいただき、戸隠を目指す。


帰ると、軒猿に包囲されて居ったので、くノ一共を探し、

お尻やら胸を触ると、面を剥がして

美しい。と囁くとすんなり通してもらい戦の支度をし、

訓練の成果もあり、敗戦し縄目の屈辱感。

「中山三法師鬼八、軒猿に仕えよ。」

「嫌だ!」と叫ぶと、

「致し方あるまい、斬首!」

「気が変わった。」

また中忍から下忍に成ったが

軒猿の親父はやや甘かった。

すくすくと医師宅に通い医術を極めたり、バカだから難しいと断りせっせと修行と行商人の天下へと羽ばたく。

そろそろ忍び屋敷やらも訪ねようかと、


行っても茶器をばら撒いたりバカなのかなぁみたいな頭領も居たが

ヤバい所は砦の修練場でなんてことは無く忍びの術を会得して、

当たり前の様に団子やらを各地の砦に分け隔て無く行商人の天下へと羽ばたく。


が、故意にはしておらなんだが、頭領が暗躍にて堺の商人から命を奪う様に厳命したので、自宅に医師宅を併設し調合やらを学びながら、どこぞの手の者かはわからぬ相手と闘うかつての中忍であったくノ一を守りそのまま嫁にした。


命令違反をし、召喚にも応じなかったが、里ではヤバいぐらいに強いのでのんびり過ごす。


交易にも出かけるも、山賊も逃げるし、足取りは軽かった。


雑賀へみかんを綾に食わせてやろうと立ち寄り、薬草の群生地を見つける。


その後は織田家の兵法指南役として身を起こして、

無事に里を抜け、


様々な武将に忍犬の術等、似た者にて結成して分身の術等と合わせて、

いつしか訪ねた一羽流やらの奥義やら叩き込み

打ち込み「師匠!」と敬われたが、親父はそんな俺に駆け寄り喜ぶ。


中山丞持なかやますけもち

まだ足軽組頭のまま相持ち変わらず酒さで、

「丞持殿、これをっ」と言上し村雨をポンッと手渡すとばかうけして泣いていた。


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