第18曲 試練

 いきなり玉城からそう言われた獄は数秒間何を言ってるのか飲み込めなかった。


獄 『え、何を言ってるんすか?』


玉城 『にほんご?』


獄 『知っとるわそんくらい!!』


 なにか獄に期待しているような笑顔と共に玉城はこう言った。


玉城 『君の事はまだ今年入学する生徒達には話して無いんだよ、そんでこの前の試験さ獄君受けてないだろう?まぁ僕が免除したんだけど』


獄 『じゃあそれが俺の試験ってことすか?』


獄 『正解っ!理解力が高いねぇ』


 そんなこんなで獄は十二律の1人AVUNDYとセッションする事になった、、、


ー一方合格者達はー


打一 『ひとまず帰ることになったけど、、、』

   『音才知りたかったぁーーーー😭』

   『あの金髪と女の子はすごい音才あったとって事だろぉ〜いいなぁ〜』


 クラスに1人はいる誰とでも仲良く接せるそんな雰囲気がある打一は1人学園で用意された寮へと帰って行った。


打一 『つってもよぉあの部屋まだ2人しか診音してねぇのになんでぶっ壊れんだよぉもぉ』

   『それよりよぉ部屋広すぎねぇかぁ?!』

   『俺の部屋の何倍あんだよ?!』


 エデンの園の生徒寮は他の学園と格が違く、園内にタワーマンションが数個も立ち並ぶ、そう受かった者は誰しもタワマンに住めるという事である。

 そして十二律や特待クラスの者は一軒家を与えられるたりもする、園内でも園外でも可能だ。


打一 『やっべぇ?トイレが綺麗すぎる!待て、、、風呂がひれぇ!!これだったら弟達と一緒に入れんじゃねぇか!』

   『ばあちゃん!弟達よ!俺は必ずこんな所に住まわせるからなぁぁぁあ!!!』


       ガンガンガンッ


打一 『なんだ?』


 打一の部屋の扉が乱暴にノックされた。


打一 『誰ですかー?』


 そう言って扉を開けるとそこにいたのは、、、


打一 『あーあんたあの時の!』


色葉 『色葉です。あんたじゃない名前がある』


打一 『あ、すんません、、、』


色葉 『うるさいわよさっきからワーワー』


打一 『あ、すまねぇ笑こんなとこ初めて住むからテンション上がっちまったんだよ笑笑』


色葉 〔ってことは相当過酷な環境から来たのね、、、少し私も言い過ぎたかも、、』

   『そう、それはごめんなさい。』

   『ところでそのペンダントは何?』


 色葉は予測した環境下では到底手にできないようなキラキラしている打一の胸元に下がっていたペンダントを指差した


 打一 『あぁこれか!!これはなばあちゃんと弟達の写真が入ってんだよ!』

    『俺の命なんだ。』


 打一はそう言って金色のペンダントを開き笑顔で色葉に見せた。


色葉 『さっきは怒ってごめんなさい、でも気をつけるのようるさくすると他の人がまた来るかもしれない』


打一 『おう!すまねぇな!ありがとう😁』


 会話が終わり色葉は自分の部屋に戻った。


 生徒達が部屋でくつろいでいる中アナウンスが流れ出した。


       〈アナウンス〉


 お休みのところすまんね、あ、玉城です笑

えっと今回合格した者に加えて1人僕推薦の子を入学させようと思ってるんだけど。

 分かってるよ試験をやってないで合格なんてしないよ!なので、、、

 明日の朝9時からその子の入学試験セッションをみんなの前で行うことにした!彼と戦うのはこの学園の天才十二律の1人AVUNDY君!

合格の基準は僕次第だからごめんね皆!

 じゃあ明日みんなで楽しもうね、、、


 アナウンスが終わり生徒達がガヤガヤし出す。


獄 『ったくあんた秘密教えるから入学してくれって言ったのに最終的には試験すんのかい』

  『どうせ力を見たいんだろ俺の?なんもねぇのによ、、、』


玉城 『悪いね獄君、でも合格にはするよ?負けても勝ってもねだから死ぬ気で』

       


 



         奏でな

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