小さなスナックを舞台にして、まさかここまでの話になるとは思ってなかったです💦
人生、何が起こるかわからない……
常に選択を迫られ、どちらかしか選べないトロッコ問題のような難しさ。
そんな中でも納得のいく選択を出来たんだなぁと胸をなでおろしました♪
ただ、最後まで気になってた咲良の過去は気になったままなんですけどねw
素晴らしい作品との出会いに感謝します、ありがとうございました!
作者からの返信
紀洩乃さん、こんにちは。
最後まで読んでくださってありがとうございます! 元凶はけんちゃんとはいえ、人ひとりの命が奪われた事件を闇に葬る展開はすっきりしない部分もあるのではと思います。なのに咲良の気持ちに寄り添ったコメントをいただけて、ほっとしております。
咲良は、このお話より数年前のエピソードである短篇〈She's Not There -居場所のない彼女-〉にも登場しているのですが、そこでも彼女の抱える家の事情については明かしておりません(どんな生き方をしてきたかが朧気にわかる程度です)。そこはストーリーの要ではないし、いろいろ想像できるほうがいいかなと(^^;
コメントと☆までありがとうございました!
めっちゃいい!めっちゃいいですね!
どんどん清潔に、どんどん小綺麗になっていく世界は、まあまあ息苦しくて。
スラムやドヤ街には、そんな息苦しさから解放される癒しがあって。
でも、そんなトコロだからこその悪貨が蔓延っていて。
この作品の根底に流れる切なさは、そんな【あり続けて欲しい猥雑な世界】を肯定すると同時に否定したくなる【世界の愛し方】にあるのかな、と思いました。
素晴らしい作品でした。
良いものを読ませて頂きまして、ありがとうございます。
作者からの返信
ハヤシダさん、こんにちは。いつも企画に参加させていただき感謝です。
街は清潔で人々は真面目、治安も良い日本……ですが、格差社会のなかで、なんとか皆が中流であろうとしているような窮屈さを感じます。
一部ではホームレス排除のためベンチを撤去したり、寝転がれないよう仕切りを作ったりと、弱者に冷たい一面も見えますよね。
潔癖で理想の高い社会からはみだす人というのは、いつの時代にもやっぱりいる。そんなとき流れ着く場所を思い浮かべたら、なんだか昭和の雰囲気になっちゃいました(笑)
昔はよかった、というつもりはないですし、犯罪は犯罪だしだめなことはだめなんだけども、ときどきちょっと息苦しく感じて、いろいろ緩かったときが懐かしいのかもしれません。
またも素晴らしいレビューを書いてくださってありがとうございます……! めっちゃいいとのお言葉もものすごく嬉しいです。ありがとうございます、励みにさせていただきます!
イベント参加ありがとうございます。
自分には遠い世界で、初めはどんな感じなんだろうとおっかなびっくり読んでいたのですが、気付くと引き込まれていて、あっという間に読み終えていました。
ハッピーエンドというわけではないのでしょうけれど、自分の居場所は確かにあるし、彼もいつかひょっこり顔を出すのかもしれないと思うと、ほっとして読み終えることができました。
ありがとうございました。
作者からの返信
大崎さん、はじめまして。企画に参加させていただき、読んでくださってありがとうございます!
遠い世界でしたか。最近はスナックなど、飲みに行く方も減りましたし、こういった夜の世界は縁がない人はずっとないままかもしれませんね。
人ひとり殺しちゃってますし、田子森さんは逃亡中の犯罪者だったようですからおっしゃるとおりハッピーエンドとは云えませんが、ほっとして読み終えたとのお言葉に私もほっとしておりますwε-(´∀`*)ホッ
コメントと☆評価まで、ありがとうございました! 励みにさせていただきます。
はじめまして。
あずちゃんがやっと見つけた安息の地を守る為に一役買ってくれた田子森さんに惚れました。かっこいい。
あずちゃんが田子森さんに対して自責の念に苛まれないところも肝が据わっている感じでいいなと思いました。
素敵な物語を読ませて頂きありがとうございました。
作者からの返信
葵さん、はじめまして。読んでくださりありがとうございます!
このお話は、短篇集〈✦ 10 Night Songs and Stories -宵闇に融けるころ-〉に収録している一篇をシングルカットとして独立させたものなんですが、あずちゃんこと咲良はもうひとつの短篇集〈❦ 10 Love Songs and Stories -君を想いて-〉収録の「She's Not There -居場所のない彼女-」に登場していたキャラでした。(こちらもシングルカットしています)
もちろんこのお話だけ読んでいただいてもOKだと思いますが、あずちゃんがどうしてこんなにしっかりしていて肝が据わっているのか、そちらを読んでいただくといろいろ腑に落ちるかもしれません。(読んで読んでーというつもりではないですw
田子森さん、かっこいい、惚れたなどと嬉しいお言葉をいただいて、いま舞いあがっております(笑) 悪いことをさらっとやっちゃうけど性根は悪人じゃないって、ツボなんですw わかっていただけるなら嬉しい~~♪(´∀`*)ウフフ
葵さんのページをちょこっと覗かせてもらいました。R&B、お好きなんでしょうか。私はロックが好きなのでR&Bというと50年代、60年代のアトランティックやモータウン、エタ・ジェイムズやアレサ・フランクリンなど、ルーツ的な旧いものになりますが、ディーバ、ヒップホップとあるのでそういうのじゃないんですね、きっと。
私は最近のものはほとんど知らないし、ダンス的なものは聴かないんですが、昔TVで視ていたグラミーアウォードに出演していたホイットニー・ヒューストンに衝撃を受けて、翌日デビューアルバムを買いに走ったことがあります(笑)
おっと、ごめんなさい。音楽莫迦なもので、ついお返事が長くなってしまいました(^^;
コメントと、☆まで賜りましてありがとうございました!
千弦さん、こんばんは。
久しぶりに良質な小説に出逢えた気がしました。今流行りのスタイルとはちょっと違うのかもしれないけど、僕が好きな小説はやっぱりこういう作品なんだろうな…と、あらためて思いました。僕の住んでいる所は温泉街なので、家の近くにはこれに出てくるような昭和のテイストのスナックが結構あります。よく飲みに行ったなぁ~w
作者からの返信
こんばんは、夏目さん。えっと、はじめまして、ですよね? 読んでくださってありがとうございます!
>“今流行りのスタイルとはちょっと違うのかもしれないけど”
そうなんです、ライトノベルやラブコメ、ファンタジーなど、ウェブで主流な小説ってほとんど読んだことがなくって、頑固なスタイルでやっております(^^; でも、それが気に入ってくださったのならよかったです!
温泉街にお住まいなんですね。私も以前、北陸のほうに住んでいたことがありまして、よく総湯に行ったものです。そういったところには昭和テイストのスナックも、ソープもストリップもけっこうありますよね(笑)
コメントと☆をありがとうございました! 今後ともぜひよろしくお願いいたします。(*^^*)
こんにちは、千弦さん。
あずちゃんが今の生活を守ると決めたのは、一つの選択なんだと思います。
一方、田子森さんは彼女に選ばせましたね。
二人での流浪生活は心に潤いを与えるかもしれませんが、一人で潜伏するより破綻しやすくどこかで悲惨な結末を迎えることも、彼には見えていたかもしれません。
そんな迷いがあって「ついてこい」と言えなかったのかなと想像しました。
作者からの返信
琳さん、こんにちは。
あずちゃんも田子森さんと一緒に行きたかっただろうと思います。でもそのためには、やっと手に入れた居場所を棄てなければいけない……もしも今の場所に落ち着く前であれば、迷わずその手を取ったでしょう。
「ついてこい」と云えなかった田子森さん、それだけ彼女への想いは深かったのかなとあらためて思いました。選ばせもせず一緒に逃げよう! なんて強引な人だったら、あずちゃんも惹かれていないかもしれないけど。。。
コメントと☆をありがとうございました!
千弦さん。
私もブロ子ちゃんと同じなのです。
中毒性なのね。やっと再読したくなる気持ちが分かったわ。
千弦さんのどの作品もそうなのです。
ラストまで分かっているのよ。分かっているのにまた読みたいのです。
たぶん、リアリティがあって共感できて脳のどこかに刻まれてるんだと思うのです。
登場人物とか風景とか、部屋も店も映像として残ってるの、不思議な感覚。
私もチヅラーだわ。もっと増えていきますように!
作者からの返信
嬉しいお言葉をたくさんありがとうございます……!
結末がわかっていても再度読める、というのは、なによりも嬉しい評価です。今の時代、音楽はサブスクでどんどん新しい流行りものが聴け、漫画も一話ずつアプリで配信と、手元にはなにも残らずただ消費するだけ……。もちろん良いものは時代に刻まれて残りますが、昔は一冊の本を繰り返し何度も読み、一枚のアルバムを溝が擦り切れるまで聴いたものですよね。
映画も、お気に入りはTVで放送していたものを録画して、VHSテープが伸びるまで何度も観ました。そんなふうにして触れるからこそ、見えてくるものもあったと思うのです。
私もサブスクの恩恵は受けていますが、映画や小説、漫画、音楽などのコンテンツが消耗品のごとく消費されるのは、なんとも残念な気分になります。消耗品のようにどんどん生まれてどんどん消えていくから、作り手の側もじっくりと時間をかけて名作を作ろうとしていないように感じることもあります。流行ってる波に乗って今売れるものをだそう! みたいな。それは商売的には正解なのかもしれませんが、私はどうも好きになれません。
私の作品なんて、どんなにハナスさんやブロ子さんに褒めてもらっても、実はそれほどのもんじゃないと思っています。でも、たいしたもんじゃなくても、消耗品の側じゃないほうにあるのなら、もうそれだけで嬉しいです。読んだ人の頭の中に映像が浮かぶのは、私が伝えたいイメージを文章に込めている方法が間違っていないということだと思うので、とても自信が湧いてきます。
長くなってすみません(^^; コメントと☆まで、本当にありがとうございました!
烏丸千弦様
千弦様の小説は再読であっても初めて読んだ時と変わらないインパクトがあります。読者を惹きつける筆力がすごくて、この先にどういう展開が来るかということがわかっていても読まずにはいられなくなる中毒性(!?)があります。
(そういう読者をチヅラーと云うのです)(^^)v
改めて、『宵街ぶるぅす -Dedicated to the One I Love- [Single cut version]』は本当に素晴らしい作品だと思いました。
小説というより、実在するひとりの女性の生き様を追ったルポルタージュのような趣きがあり、咲良さんの行動や考え方の一つ一つに、そして、あの選択に、生きた人間の息づかいを感じました。
こういう物語を書ける千弦様はやっぱりすごい! としか言い様がありません。
何もかも素敵でした!
読ませていただき、ありがとうございました。\(^o^)/
作者からの返信
ブロ子さん、再読してくださって、丁寧なコメントまで本当にありがとうございます!
>“この先にどういう展開が来るかということがわかっていても読まずにはいられなくなる中毒性”
わーーっ、めっちゃ嬉しいです!(≧▽≦) サスペンス好きが文章にまで漏れるようになったんでしょうか。だとしたらもっとサスペンス映画観まくります!(いや一日1本観りゃじゅうぶんでしょ。。。
ルポタージュっぽく感じられたとすれば、たぶん舞台が私の育った環境に近くて、リアルに描けたということかもしれませんね。いろいろ調べて書くのも楽しいですが、やっぱり実際に知っていることに勝るものはないんだろうなあ。
過分なお褒めのお言葉の数々に、力をもらいました。短篇がんばります!
コメントをありがとうございましたー♡(*ˊᗜˋ*)/
仕事中だというのに空き時間を見つけながら一気読みしてしまいました。
凄い作品でした。
読み終えて今、ちょっとぼんやりしてます。
サスペンス、ミステリ、ヒューマンドラマ、そして恋愛要素も。
その全てが内包されてなお、ひとつの作品としてしっかりまとまって心に訴えかけてくるこの作品にはやはり凄みを感じました。
きな臭いものを漂わせつつも細やかで気遣いを怠らない田子森氏はもしかすると過去に裏世界の組織と結びつきがあったのでは……。
そしてアズさんの前に彼が再び現れることがあるのでしょうか。
彼女の気持ちを考えればそういう未来があって欲しいと感じる反面、事件のことを記憶の沼に埋もれさせてしまうには会わない方が良いようにも思えます。
こんな風に読後、登場人物たちに自分を重ねて想いに耽ることができる作品はそう多くはありません。(プロ作家の作品も含めて)
またしても素晴らしい作品を読ませていただきありがとうございました!
作者からの返信
那智さん、こんにちは。
大変、お仕事中なのに大丈夫ですか?(^^; でも読んでくださって嬉しいです。
わ、なんかいっぱい褒められてる……!(*ノェノ)キャー サスペンス、ミステリ、ヒューマンドラマ、そして恋愛というのは、たぶんそのまんま私が見てきた夜の世界で、よくある話としてある要素なのだと思うんです。揉め事、男女のもつれ、金銭トラブル、警察沙汰……そんな話は子供の頃、嫌というほど見聞きしました;; だから、自然とこういうカタチにまとまったのかもしれません。
田子森さん、おっしゃるとおり只者ではない感じですし、もとは裏社会の人間だったかもしれませんね。お金には不自由してないようだし、上の指示で誰かを殺して表向きは除籍、この金でしばらく逃げていろとでも云われているのかも。
褒められすぎて舞いあがりそうですが、これを励みにして執筆のほうがんばりたいと思います。
コメントと☆をありがとうございました!
イベント参加ありがとうございます。
長文で書かなくとも質感が伝わるリアリティのある文面でした。
飲み屋のお店サイドのお話も呑んべぇとして面白く読ませていただきました。
文字にしても読める西の言葉なのは、ネイティブか、現在お住まいなのかなと思いました。
作者からの返信
世楽さん、はじめまして。企画に参加させていただき、早速読んでくださってありがとうございます。
舞台はスナックですが、お酒がテーマではなくてすみません(^^; 少しでもお楽しみになれたならいいのですが。。。
お察しのとおり、私は十代まで京都に住んでおりました。親が居酒屋やスナックを経営していて、繁華街のなかで育ち、私自身もホステスをしていたことがあります。
かなりコテコテの関西弁をそのまま文字にしたので心配でしたが、ふつうに読めたようでよかったです。
コメントと☆をありがとうございました!