「あっ、短編だったのか!」、これが僕が読後に感じた最初の感想です。つまり、「すぐに続きが読みたい!!!」って思った訳です。そんな素敵(怖い?)な物語のご紹介。
さて、皆様はホラーはお好きでしょうか? 私はとても苦手です。映像作品であろうが、小説であろうが、語りであろうと、ホラーという世界がとても苦手です。心霊スポットに呪物とかオカルトの類い、この世には様々な恐ろしいモノがきっとございます、と怖がりの私は信じてます(ガクブル)。
そこで敬愛する深川我無先生が、ホラー作品をカクコン9に出して来ました。困りました。もうこれはスルーすべきだ、そうだ、熊に会えば死んだふりです。僕は見なかった事にしよう、そう力強く考えました(笑)。
でも、僕は幽霊を見た事がありません。なのに怖い、見た事もないモノを怖がる。例えるなら、それは誰かの悪口を信じて、話した事もない人をあしざまに言う行為と同じではないでしょうか? そう考えると僕はホラーを怖がる自分が、とても卑怯な人間ではないだろうかと思えたのです。
だから、自らを奮い立たせて今作に挑みました。
気分的には頭の中で「インディージョーンズ」のテーマソングがチャ~ラ、チャッチャア~と流れていました(笑)。僕にとってこれは冒険なんです。
そして、読み終わった瞬間、上記の感想を抱いたわけです。
お勧め致します。
とっても面白く、斬新で、鮮やか、そして鋭く、とても笑えて、恐ろしく怖い、この褒め言葉の羅列でこの物語の魅力が一筋縄では語れない事を皆様ご想像して下さい(笑)。
あー、面白かった、そう思って頂ければ幸いです。皆様、是非宜しく応援の程、お願い致します( ;∀;)