20年書き続けた小説家(だと私は言いたい)の軌跡が描かれています。
カクヨムなどがなかった時代、自分でホームページを作ったり、ブログを利用したり、私もそうでした。
懐かしいと思うとともに、二次創作ならまだしもオリジナル小説で長編は読者を獲得するのにそうとうな筆力が求められただろうと推測し、きちんと「喜ばれる」ものが書けていたのならば「充分に実力のある小説家」だと私は思います。
カクヨムや小説家になろうなどの「発表の場」が「小説を書きたいな」と思ったその時にはもう存在していた若い人たちこそ今作を読んでみて欲しいですね。
まあカクヨムも交流が得意でない作家さんの作品や、流行でない作品が埋もれてしまったりという欠点もあったりしますが、それでも世の中は昔よりは進歩しているんだよということを知るために良い作品だと思います。
というわけで、若者よ、読め!
なんて言ったら老害でしょうから「読んで下さい」。
以上です。
失礼いたしました。
作者さんはなろうもカクヨムもなかった頃から20年の間、Web小説を続けてこられたそうです。
20年前なんて、まだ投稿サイトも少なく、自らのホームページでHTMLを打ち込んで書いてたそうです。
凄いです。
20年前といえば、投稿サイトはもちろんですが、多分その頃はライトノベル作家に憧れるエッセイももちろん数えるくらいしかなく、『私の彼はハムスター』の工藤圭先生が『テキスト王』と言うか自身のサイトで自らの小説を書いて持ち込んでデビューするまでのエッセイを書かれてたくらいしか無い頃ではないでしょうか。
その頃から今日までずっと書かれてて、作品は大長編になっているのです。
凄いです。
どんなことでも続けるのは大事なのですね。
当方はかつて書くぜと意気込んでおきながら400文字くらいで挫折して気づいたら数年経過してた事があるので、頭が上がりません。
エッセイもぜひもっと読みたいです。