第43話 〜沖縄大型占拠〜 白雪とリボンの目線

「....でかいですわね。やはりボス格と言ったところでしょうか。」


目の前に居るのはファンタジー小説でおなじみの魔物。でも、ボス格の様子。

にしても....これを蓮汰様は相手していたと考えると....怖いですわね。


「白雪さん。あなた....強いのですの?」


「いきなり辛辣ですね....まぁ、はですけど。」


実際を言えば....裕介に少々ダメージを与えるほどの力は持っている様子。

まぁ、オーラの攻撃とか使ってきそうですね。もう分析で見ましたけど。


「では、わたしたちはこの二体をすぐ片付けましょうか。返り値とかも浴びたくないですし。」


「やはり....お嬢様ですね。偶にサイコパスですけど。」


言われてしまった。全然そういうつもりはないのに何故かそういう発言をしてしまう。....お嬢様としての威厳が崩れていく。


「目の前に居るのはボス格。しかも、【ホードウルフキング】と【フェンテルスライム】とか言うちょっと強いモンスター。まぁ、わたしたちの敵ではないですけどね。」


「そうですね。お嬢様に関しては本当に強いので....」


....そう、私は死んではいけない存在。そして....彼に着いて行くと決めた。それなら、彼の要望を聞き失敗はしたくない。でも...白雪さんは本当に強いのかがわからない。分析をした時、ステータスはすべて《unkown》となっていた。


「では、行きましょうか。白雪さん?」 「はい。」


そうして...私は戦おうとする。その時、白雪さんは動かなかった。いや....呆然としていた。その理由としては....気づけばからだ。私は何もしていない....ということは彼女が....?


「白雪さん。なにかしました?」 「えぇ。に消えてもらいました。」


亜空間。何もない静けさと悲しみが訪れる場所。そこにボス格を....入れた?

そう考えていると白雪さんからその謎の回答が話される。


「私の能力は《亜空間》。人や私よりも弱いモンスターを亜空間に入れれる。

でも、私に使うとテレポートする。一応、亜空間に入れはするけど。これが、私の

本当の能力。」


これが....《unkown》の理由。私や他の人には一切分かりはしない恐ろしい者。

でも、その能力は人を助けも出来る。そう考えれば少し気楽になった。

そうして、合流しようとした時。

ドォォォォン!


大きな轟音が私達の耳に届いた。

               第43話 END.

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

虐められて居た自分は転生系あるあるの『規格外チート能力』を手に入れ仲間と、イジメっ子達に『賢く』立ち向かう #ナイまる【ファンタジー小説作家】 @Nightmarewado

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ