第2話 「ヘンゼルとグレーテル」~森の魔女になった~

 まずしいこりの家族かぞくがいました。

 ききんがきてべるものがなくなってしまいました。

 はは二人ふたり子供こどもを、口減くちべらしのためもりのおくにてようとかんがえました。


 そうとった兄妹きょうだいは、よるあいだいえそと小石こいしひろいました。

 もりくとちゅうあにのヘンゼルはしろ小石こいしをまいて、目印めじるしにしました。

 こうして無事ぶじいえかえることが出来できました。


 またあるとしだいききんがきました。

 はははまた、二人ふたり子供こどもてようとかんがえました。

 今度こんどそと小石こいしひろえないよう、いえにカギをかけてしまいました。


 もりくとちゅういもうとのグレーテルはパンくずをまいて、目印めじるしにしました。

 しかし、パンは小鳥ことりべてしまって、のこっていませんでした。

 兄妹きょうだいかえみちからず、まよってしまいました。


 もりなかをさまよっていると、あまいにおいがしました。

 においのほうかうと、おかしのいえがありました。

 二人ふたりはおなかいっぱい、おかしのいえべました。


 それは人食ひとくいまじょのわなでした。

 まじょ二人ふたりつかまえ、かまどでいてべようとしました。

 兄妹きょうだいはすきをて、反対はんたいにまじょころしました。

 

 まじょにくべた兄妹きょうだいは、不老不死ふろうふしになりました。

 永遠えいえんになくならないおかしのいえべて、しあわせにらしましたとさ。

 めでたし、めでたし。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る