☆設定的な小噺③☆ イルについて
アルカーナ王国物語の登場人物について、裏話的に人物紹介をしていこうと思います。
現在時点の最新話までのネタバレも含みますので、知りたくない方はブラウザバックをお願いいたします。
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第一回目は主人公イルについてです。
イルは言わずもがな本作の主人公、アルカーナ王国の最北、ノールフォールという森に住む少数民族『
物語の冒頭から何者かに里を焼け出され、故郷を追われる……と言う悲惨な目にあっていますが、エッセイの方でもチラッと書きましたが、イルは当初男の子にするか女の子にするか大分迷っていました。
https://kakuyomu.jp/works/16817330668471599570/episodes/16817330669508181093
私自身が一般的な女子の感覚がイマイチ解らなかったこと(笑)と、自分が思いつく話の主人公は皆男子だったからです。
アルカーナ王国シリーズの構想自体は娘に書こう! と決める前から薄っすらとはあったのですが、その時点では里を焼け出された族長の娘がやけどを負いながらも死んだ双子の兄の代わりに男装して犯人を見つける話……でした。
ただ、娘用に書こうと思ってから考え直したところ、設定があまりにも重すぎる。性別を男の子にしたら、今よりアクション多めで私的には好きな感じでしたが、バディ物よりもやはり娘自身に年齢が近い等身大の女の子の方が一緒に冒険をしている気持ちになれるかな? と14歳の女の子になりました。
14歳って色々悩む時期でもあり、子どもと大人の中間。色々な児童向けの作品(アニメ含む)の主人公が14~15歳が多いのは書いてみると納得、な感じです(ガヴィとの年齢差に苦しむことになるんですけれどね……)
イルへのこだわりは、狼に変身できる、と言うこと。
ファンタジー好きとしては、狼・鷹・梟・龍・馬等への愛があり(笑)その中でも私自身が昔から狼への憧れがあったこと、女の子でしかも主人公が狼になれる話は少ないんじゃないかと自分の癖を優先しました(*´ω`*)
そしてもう一つのこだわりは、狼には変身できるけれどそれ以外の能力は何にもない、ということ。
特別な力や、能力の開花は話としては面白いのですが、学校で人間関係に悩んだり、自分の能力の低さに悩んだりしている娘に、イルと一緒に頑張ってほしい気持ちがありました。
特別な能力はなくとも、貴女には特別な力や魅力があるんだということを伝えられる主人公にしたいなと思い、彼女が出来上がりました。
イルの容姿については完全に私の好みでして(笑)黒髪のショート(ボブに近い?)、金目の猫系。身長は160センチくらいでしょうか。
作中でもガヴィに「男か女かわかんねぇかっこしやがって」と言われている通り、別に可愛くないわけではないんですけれど、まぁ胸はぺったんこの(笑)細っこいイメージです。
父親の顔を伺いながら生きてきたので決して空気の読めない子ではありませんが、それこそ持って生まれた素直さと優しさで、人を受け入れることや褒めることが素直にできる子です。ちょっと我が子を投影している部分でもあります。
今ではイルを男の子にしようとしていたのが信じられないくらい女の子で馴染んでおります。ぜひ彼女にはこのまま変わらずにいていただいて、皆に愛される子になって欲しいものです。
ちなみに余談ですが、イルとガヴィの過去の想い人イリヤとの間には血縁はありません。ふわっと設定ですが、紅の民にはざっくり四つの血筋というか家系? があって五百年前はイリヤの家系が族長を務めていましたが、現在はイルの家系が族長に収まっています。狭いコミュニティなので一族の中で婚姻を繰り返し、多少の血縁はあるかも知れませんが。
イルはイリヤの生まれ変わり~とかそういうネタはありません(笑)
〈追記〉
書き忘れていましたがイルの名前について。
イルの名前はモルディブの公用語であるディヴェヒ語の『太陽』からとっています。
アルカーナの紅の民の古い言葉では『夜明けの太陽』を意味する言葉、と言う設定になっております。
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名前 イル・ナハル(家名については未だ迷っている……)
年齢 14歳
髪色・目の色 黒髪・金目
家族 父・兄(共に死亡)生き別れの精獣の母がいる。
身長 多分160センチ前後
好きなもの 林檎の紅茶・レンの作るお菓子・シュトラエル王子
苦手なもの お酒・熱いもの(猫舌)
特技 足が速い・薬草摘み
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