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  • 【 蜊∵怦蜊∝?譌・ 】への応援コメント

    〉もし生前と変わらぬ姿の彼らに会ったら、私は彼らに何を望むだろう。再会を嬉しいと感じることができるだろうか――駄目だ、自信が無い。きっと口汚く罵ってしまう。私が本心では彼らをどうしたいと思っているのか、知ってしまうのが怖かった。

    引用失礼します。
    医師のルカレッリと接する時にも、露骨に嫌味を感じたりと、フラ・トマゾには精神的未熟さが感じられますね。
    物語を引っ張る存在としては、必要な未熟さでしょう。
    ただ、修道士としては、人間ができていないようにも見えます。

    作品は、とても楽しく読ませていただいております。
    遅読家ゆえに、ちょびちょびとお酒を啜るような感じで、少しずつ読ませていただいてます。

  • ルカレッリ医師による解説への応援コメント

    ホラー作品で、日記というと、バイオハザードのソンビになってしまった男の話を思いだします。
    トマゾ修道士は、はたして帰ってこれるのかしら?
    リリィが彼の妄想、ないし幻覚だったとは意外でした。

  • 5-3への応援コメント

    読みながら、江戸川乱歩の『蟲』というお話を思い出しておりました。
    エーネロは恋人の死体にわいた蛆を食べましたが、あのお話の青年も、川の揺れる水面を見て、死体にたかる蛆を連想していたようですね。
    精神病者は、独自で偏った思想を持つことが多いそうですが、そこがリアルに活かされていました。

  • 5-1への応援コメント

    フラ・トマゾはルカレッリ医師のことを、人間的に嫌っているように視えます。
    医者としての体面を保ちつつも、淡々と患者を扱っているせいかもしれません。
    エーネロは辛い過去を持っているようですが、悲劇のあとでルカレッリの口から明かされるのかしら?
    トマゾが言っているように、悲惨な結末をたどる患者さんたちが多いので、緊張しながら読んでおります。

  • 4-3への応援コメント

    飢餓に瀕していたアダンは、愛娘の死体を食べて、飢えを満たしたのかしら?
    それが彼なりの愛情であったなら、異常行動のような気もします。
    生きるために食べるのだったら、犬を殺して、食べれば良かったのかも?
    自分の娘を守ってくれなかった猟犬に八つ当たりして、畜生に身を落としたのか……

  • 4-2への応援コメント

    発狂して鶏を食べたくだりは、ギレルモ・デルトロ監督の『ナイトメア・アリー』に登場する、見世物小屋の怪物男を連想しました。ひょっとしたら、精神病患者のような気狂いを見せ物小屋で客商売に使って、お金をとっていた時代があるかもしれませんね? う〜ん…… どうかしら?


  • 編集済

    病棟の移転への応援コメント

    リリィのお話、バンシーの件も、焼けた精神病棟の移転に使われた、建材のいわくの件も面白かったです。
    今さらですが、欧州に似せた異世界の精神病院というのも、すごくチャレンジャブルですよね。
    ホラーの舞台として、ピッタリな気がします。

  • 2-4への応援コメント

    こちらの挿入話は以前、エブリスタでお見かけしたような気がします。
    フラ・トマゾはトビアに一方的に、信仰のあり方を教誨していたようですが、カウンセリングの観点から考えると必ずしも有効ではなかったのかもしれませんね。
    トビアは残念な結末を終えましたが、彼の内に燻り続けた罪とは一体なんだったのでしょう?
    己を苛み、内側から燃やし続ける憎悪と、破壊衝動のようなものだったのかしら……
    仮にそうだとしたら、それをこそフラ・トマゾは聴くべきだったのかもしれません。

  • 2-1への応援コメント

    きっとルカレッリは、医者としての業務を淡々とこなしているのでしょうね。
    フラ・トマゾの抗議はもっともだと思います。
    しかし、昔の精神病院は本当に、ひどい場所であったと聞きます。
    患者は拘束され、監視されてオムツを履かされていたと……
    人間の尊厳のあり方は、他者とどう接するのか?、ということに大きく関わってきます。
    たとえそれが、言葉を発せず、目も見えない、意思の疎通が難しい相手だとしても、そんな人にどう接するのかは、相手だけでなく、自分の生き方をも決めてしまうものです。
    そういう意味で、ルカレッリのような医師は尊厳を軽んじているのでしょう。

  • 1-5への応援コメント

    ああ、やっぱりヤっちゃいましたね……
    嵐の前の静けさから、もうこういう展開しかないだろうとは予想がついておりました。
    すべては“金銭的な問題”として片付けられてしまうのか……
    おそらく、イサベルはもう二度と社会には出られないでしょう。
    トマゾはいち修道士としての立場から、イサベルの内側にあった問題が神学的なことで片付けられないか?、と論理で、理性を保とうとしているのが伺えます。
    それが彼の弱さであり、信仰で片付けられないことが、世の中にはたくさんあるのですが……
    読者であるわたしもクリスチャンですが、こういうときに魂の平安を願って、祈るのでしょうね。


  • 編集済

    1-3への応援コメント

    トマゾは赤ん坊の死に、安堵したイサベルに同情したそうですね。
    このところ、死が敵であるとする、キリスト教の教えをよく守っていると思います。
    カッチカチですが、そこが伝わってよかったです。

  • 1-2への応援コメント

    虐殺の夢をみたイサベルの表情が、恐怖から愉悦に変わったところは悍ましいですね。
    トマゾの意見を跳ね除けて、自宅療養に踏み切ったルカレッリ医師……
    一見、正しい判断のようですが、この人最悪の結末になってもきっと責任は負いませんよ(なんとなく)。

  • 1-2への応援コメント

    こんにちは
    ピックアップから拝読しています
    ゴシックロマンというか、インパクトのすごい作品ですね
    他サイトと兼業ということでたいへんかと思いますが、更新頑張ってください

    作者からの返信

    ご覧くださりありがとうございます。
    webだとなかなか見ないジャンルかもしれません…!
    コメント励みになります!

  • ルカレッリ医師による解説への応援コメント

    ドットーレが人の日記を読んでる・読めてる状況が不穏ですね。彼に何があったのか……。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    段々と不穏さが増してきました。結末を見守っていただけたら幸いです。

  • 1-5への応援コメント

    初めまして、那智風太郎と申します。
    コメント失礼いたします。
    ここまでとても興味深く読ませていただきました。
    さながら映画『エクソシスト』の情景を観ているようで、心の奥底に疼きに似た恐怖を覚えます。
    人間の心の闇に潜む者。
    それは果たしてサタンなのか。
    あるいはその人が知らず創出してしまったモンスターなのか。
    深く考えさせられる作品でした。
    続きはまた少しずつ読ませていただきます。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    楽しんでいただけたようでとても嬉しいです。
    本作は様々なジャンルのホラーを扱っていますが、やはり精神病棟が舞台ということもあり、人の心に纏わる話が多くなっています。その奥深さや不可解さを楽しんでいただければ幸いです。
    後々エクソシストさながらに悪魔祓いをするエピソードも登場する予定なので、もしお時間があえばまたぜひお越しくださいませ。
    ありがとうございました!