概要
霊感はありません。でも、ベッドの中にナニカ……いる。
築年数が私と生まれた年と変わらない実家は、小学校の頃に引っ越してきた賃貸だ。
私は最初からこの家が好きではなかった。
特に嫌いなのが、姉と一緒にいる子ども部屋。
何かあるとか、何が嫌だとかではなく。
とにかくすべてが嫌だった。
それでも大きくなり、姉が家にあまり寄り付かなくなる頃には、さすがに母と一緒に寝るという選択肢はなくなっていた。
諦めて部屋で一人寝るようになると、毎日悪夢にうなされる日々が続く。
ある日、悪夢を必死で切り上げ目を覚ますと――
私は最初からこの家が好きではなかった。
特に嫌いなのが、姉と一緒にいる子ども部屋。
何かあるとか、何が嫌だとかではなく。
とにかくすべてが嫌だった。
それでも大きくなり、姉が家にあまり寄り付かなくなる頃には、さすがに母と一緒に寝るという選択肢はなくなっていた。
諦めて部屋で一人寝るようになると、毎日悪夢にうなされる日々が続く。
ある日、悪夢を必死で切り上げ目を覚ますと――