元妖怪,祓い屋になりました!?

橘カガリ

第1話

昔の話である。

江戸時代末期、都・江戸では、妖怪が人々を襲っていた。

その中、普通の妖怪とは、違う妖怪がいた。名は、燈鬼。人間が好きでいつも人間に化けて人間観察をしていた。

「そういや旦那聞きやんしたかい?」

「ふん、聞ぃたわ。又、妖怪が現れたねん。陰陽師様がいてこましてくれはったらしいわ。拙僧もよしてほしいわ。」【また彼奴らかいな。】

「ところで、旦那。独り旅ですかい?」

「ま…まぁそんなところやな。」【ほんまは、人間観察する為とは、言えへんな。あと、彼奴らを止める為や。】「羨ましいわ。なぁ旦那。楽しんで来いて下さいよ。」「嗚呼、わぁってる。色々と忙しないがな。」「へっ。旦那ならなんとかなりやんすよ。」「んじゃ。」「旅。楽しんで来いて下さいよ~」【どないしよ。】

「そこの若造。ちょいっと良いかい?」

「なんや婆さん。」

「面貸しな。」

「ほらよ。」

「アンタよしな。旅行かない方が良いで。死相が出てるよ。」

「はぁ。それでも行かんといけないんや。」【死相が出てるやって?おもろい冗談やな】

「アンタ。おもろい冗談やと思うてるやろ。」

【!…なんや……この婆さん。顔には、出してへんはずやのに。】

「悪い事は、言わないよ。よしな。」「行かないちゃうで無理でも行くんや。」

「これは、我が決めた事や。口出しせんといて。」

「そうかい。あとで後悔すんじゃないよ。」

「するわけないやん。」

「なら、あたしゃぁ止めないよ。」「おう。婆さん元気でな。」【ほんまどないしよ。】「

そうだ。兄ちゃんこれ持ってき。」大判を渡す。他の紙は、関所の通過書みたいだ。

「婆さん。ほんまおおきに。」

「別に、構わんさ。」

「ほな。元気でな。」【いやぁ〜。あの婆さんえらい太っ腹やな。感謝しとかんとな。なにやってたんやろな~。あの婆さんけったいな事もあるもんやな。】

「なぁ。なぁ。そこの兄ちゃん。これ買ってくかい?」それは、刀だった。

「どないしよかっな。もっとよう見せんかい。」

「ほらよ。」渡された刀には、微かな妖気、ヒビがあった。どうやらこの刀では、使えないみたいだ。

「他の刀はないんか?」

「まだあるぜ。見てくかい?」

「嗚呼。」

「じゃあ。これはどうだい?」渡された刀は鞘が藍色で、刀身は、綺麗に磨かれていた。

「試しに切れる所ないんかいな。」

「そうだな。切りたいなら来い。」

引っ張って連れて来られた場所は、どうやら稽古場のようだ。刀を鞘から出した。そして、構える。

「フッ!」刀を振った。仮標が斜めに真っ二つに切れた。

「これにするわ。なんぼ?」

「金2分1枚」

「買った!」

「へい!まいどあり。」

to be continue

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーちなみに、話考えるの面白かったです!

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