なぜ高校生の娘がクソになったか

第1話

入学式。

晴れて高校生になった私。

中学から一緒の友達と4人組の同じクラス、

少し不安もあったけど、中学からの友達も一緒のクラスになれて安子だし、これから先、めっちゃ希望に溢れてた矢先に

友人から

言われた言葉に…耳を疑う。

え？

ん？どゆこと？

「え？アミの弁当、デカくない？」

いやいやいやぁ、ごく一般的な、中学3年春休み、高校入学にあたり、いろいろ靴下とか靴とか買いにイオンに行って買った(しかもちゃんと専門店街のこじゃれた雑貨屋さんでかいましたが？最近はやりの小さな動物達が可愛く書いてある女子向けの弁当箱なんで、容量なんて、

どっちかと言うと、ママには、足りるの？と言われたサイズですよ？)

うーん。

メニューがいけなかったのかなぁ⁇

メニューは、生姜焼きとブロッコリー、小さなカップにハムとチーズをグルグル巻きにしてあるなぁ…

あとは、私が好きなスープ。

うーん。これは

多いのか？

言われるほど？

こんなお弁当タイムが続くこと1カ月。

まぁ毎日毎日、繰り返される、アミの弁当はデカい。さすがに1週間続いたから、サンドイッチと、スープジャーにサラダを持って行った日もあったなぁ。

「サンドイッチだけでよくない？」

なーんて言われてみたっけ。

あれから1カ月、ごちゃごちゃ

わちゃわちゃ言われたけど

だんだんひきつる笑顔もそろそろ限界だから

仕上げに入ろうと思う。

今日もこれからいつものように昼休み時間、お弁当タイムだ。

今日の私のお弁当は、唐揚げ、インゲンの胡麻和え、ポテトサラダにご飯。あと、いつものスープジャーに卵とわかめスープ！

3時間目の生物の担任の授業すら集中できないほど楽しみにしていた。