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概要
あすか組のむこうに、深作欣二と笠原和夫がいた!
1988年に映画版、テレビ版と二種類の『花のあすか組!』が、中高生に視聴された。だが、三つ巴のハードボイルドに走った映画版は、原作のコミック色を期待していたファンを失望させた。テレビ版は大人が介入できない「ガキの世界」を真剣に描いて、原作ファンを連れ戻したが、音楽は津島利章で、ヒロインの祖父役で加藤武が助演したことで、この世界は実は広島県呉市と地続きになっていることを彷彿とさせた。「ガキの世界」を描く前に、まず「大人の世界」を再認識することが大事だというのだから、映画版もテレビ版もビターな味わいを残してくれたのだ。
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