第13話 投稿したWeb小説に手を入れる前にしておくこと(その3)

 続けていくコツとして、(その2)(※1)では


 『初心(動機)』をはっきりさせておいたらいいよ。というお話をしました。


 小説を書こうと思ったきっかけと、ついでになぜ、小説をWebに投稿しようと思った理由を『軽い気持ちで』メモしておいたらいいかも。


 ということでした。


 ぐだぐだと書きましたが、簡潔に言うと、そういうことになります。



 今回のお話は『投稿したWeb小説に手を入れる前にしておくこと(その3)』の説明になります。



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 やあ、みなさん。オハンコンバンチハ!

 アクセスありがとうございます。

 元気にカクヨムワールドに浸ってますか?


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 ニンゲンという生き物は欲深いもので、最初はここまでできたらいいじゃん、とか思っていても、次は……次は……と色々と求めてしまうものです。


 それは決して恥ずかしいことではないし、生きていくためには必要な原動力になります。


 戦争と人間の楽をしたいという欲望が文明・科学の発展に貢献したと……誰か言ってなかったかい?




 昔、やり手のクライアントさんとお話したとき、その方は自分のノートにびっしりと、やりたいことを書いていらっしゃいました。


 〇〇をやって、それが達成した次は、〇〇をやる。それが成功したら……最後は東京進出とおっしゃっていました。


 しっかりしたビジョン(目的と目標)があるひとは、パワフルですね。

 めちゃくちゃ生き生きしていて、びっくりしました。



 ……今日の「お題」は、



『投稿したWeb小説に手を入れる前にしておくこと(その3)』



 でしたね。




1)小説を書こうと思うようになったきっかけ

2)小説をWebに投稿しようと思うようになったきっかけ


 はクリアできました。

 1と2が同じでもぜんぜんオッケー。

 どんな動機でもオッケー。


 大事なのは3です。

 目的です。



3)Web小説サイトに投稿してどうなりたいのか


 3なんて、考えてもいなかった……というのなら、せっかくの機会だから考えてみるのもいいかもしれません。



 ちょっと具体例をあげてみましょう。



 楽しめたらそれでいい。

 とにかく楽しく参加したい。

 上手な文章が書けるようになりたい。

 感動させる名作をうみだしたい。

 たくさんの作品をつくって発表したい。

 大勢の人に自分の話を読んでもらいたい。

 プロ作家になりたい。

 好きな作家さんのようになりたい。

 有名作家さんと仲良くなりたい。

 有名・人気者になりたい。

 ベストセラー作家になりたい。

 印税でウハウハ生活を送りたい。



 ……まあ、色々あると思います。


 最初は時間つぶしやゲーム感覚のような軽い気持ちで……とか、他人に勧められてなんとなく……といったことではじめたとしても、だんだん書いていくうちに「こうしたい」「こうなりたい」という気持ちが膨らんでくるんじゃないだろうかと思います。

 

 1、2、3すべて同じ、あるいは1と3が同じなどといったケースもあるでしょう。

 そういうときは、無理やり3つに分ける必要はありません。


 目的は目指すべきゴールとなると同時に、続けるという原動力になります。

 そして、迷ったときの指針、目標を設定するための参考・基準になります。



 例えば『楽しめたらそれでいい』を目的として考えてみましょう。


 『楽しむ』のなら、どういう状態なら楽しいと感じるのか。

 もっと、楽しくなるには、どうしたらいいのか……を考えてみてください。

 どのようになっていったら、自分が楽しくなるのか……を考えてみてください。


 ひたすら書きつづけるのが楽しい。

 PVの数値があがるのが楽しい。

 星やハートがたくさんもらえるのが楽しい。

 カクヨムユーザーさんたちと交流するのが楽しい。


 そしたら、目標は……


 物語を書く。

 PVを増やす。

 星を増やす。

 交流する人を増やす。


 になっていきます。


 であれば、次はその目標を達成するための手段(方法)を探す、模索していくことになります。


 書き続けるためにはどうしたらよいのか。

 PVを増やすにはどうしたらよいのか。

 星を増やすにはどうしたらよいのか。

 交流をするにはどうしたらよいのか。


 手っ取り早く知りたければ、先に利用している人に聞く――ネット検索――になってきますよね。


 目的がプロ作家になりたい……であるのなら、ネット検索以外にも、そういう書籍やスクールに通う、プロの小説家に師事するなどあるみたいですが……。

 

 今の時代ならネット検索すれば簡単に情報を手に入れることができます。


 ただ、検索するにしても、AIに質問するにしても、検索キーワード、質問内容を入力する作業が発生します。


 目標が定まっていたら、少なくともなにを調べたらよいのかわからない、という状況は脱出できているのではないでしょうか?


 その具体的な方法(手段)を調べたら、色々な人がいろいろなことを書いてます。言ってます。


 ただし、ネットにある情報はとてつもなく多く、氾濫状態です。

 それを全部拾い上げて、一度に実行するのは大変なことです。


 そんなときに、目的、目標がわかっていたら、自分はどうしたらよいのかの取捨選択あるいは、優先順位を決めるのが楽になるんじゃないかと、私は思います。


 逆に、今がうまくいってないと感じているのなら、なぜ、うまくコトが進まないのか考えてみる必要がでてきます。(これがなかなかに難しい)


 原因は色々あるかと思います。

 

 今、やっていることが負担になっている。

 見当違いのことをやっている。

 手段が目的になってしまっていて、周りが見えなくなっている。

 あせって冷静さを失っている、というパターンも結構多いです。


 これは自分のことなので、ひとそれぞれだと思います。



 ただし、頭から「今やっていることは間違っている」と決めつけるのは乱暴です。


 ここで、3の『どうなりたいのか』が判断のポイントになってきます。


 『目的』の内容によっては、この『目標』『手段』は、そこまで力を入れてやらなくてもよいものであったり、一般的には必要とされていることでも自分の『目的』には不要なものだったり。


 そう感じたのなら、いったん、すぱっと一度やめてみて、別の『手段』『目標』に手をつけてみるというのもよいかもしれません。


 逆に『目的』のためには、これはどうしてもクリアしなければならない『目標』であるならば、がんばって超えなければならない『壁』です。

 気合を入れ直す必要があります。


 あるいは(同じような文章の繰り返しになってしまいますが)『手段』を変えてみて、その『目標』の達成を目指すという方法もあります。


 『目的』『目標』『手段』とか、小難しいことを言ってしまいましたが……。



 3を設定していると、実行するか、しないか、必要か、不要か、などといった判断をしなければならないときに役に立つかもしれないよ――というお話でした。



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『投稿したWeb小説に手を入れる前にしておくこと(その3)』


 判断を誤ると、オイラみたいなことになっちゃうぜ!


※この記事は個人の感想です。効果には個人差があり、絶対的な効果を保証するものではありません。


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(※1)『投稿したWeb小説に手を入れる前にしておくこと(その2)』https://kakuyomu.jp/works/16817330667956260606/episodes/16818023214016587958




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