第一印象が大事? 見た目にも気をつけてみようか編
余白の美(その1)
見た目。第一印象。
タイトルやキャッチコピーをクリアして、いざアクセスしてもらった!
はいいけれど、ここから先も大変だ。読み続けてもらわねば意味がない。
最終的には、カクひとの実力と、ヨムひとの好みに左右されるんだろうけど、それ以外にも、ブラウザバック(ブラバ)される原因がある!
今回のお話は『余白の美(その1)』だよ。
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やあ、みなさん。オハンコンバンチハ!
アクセスありがとうございます。
元気にカクヨムワールドに浸ってますか?
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地の文が多い、ということにも関係あるのだけど、今回はWebの投稿されている小説を閲覧するようになって気づいたことを少々。
今回は、アクセスを得るためには……ではなく、アクセスしてもらった人に長くいてもらう(最後まで読んでもらう)には、に関係するお話。
ページにやってきた人が、離脱するまでの時間……です。
アクセス(訪問)してもらっても、すぐに次のページに移ったり、ウィンドウを閉じられるようでは、滞在時間は伸びません。
滞在時間=カクヨムではページの話を最後まで読み切ってもらう、と自分は考えてます。
時間とは言っているけど、話によって1ページあたりの文字数にはバラツキ1000文字から10000文字以上のものもあったりして、分とか秒はあまり関係ない。速読大会ではないので。
ここでの「増やせ滞在時間!」は、訪問した読者さんが、ページの最後まで読んでくれて、次のページも読もうかな、と矢印をクリックする……という行動を「滞在時間」というのです。
話の途中で、もういいや……って逃げられないようにするには、という胃の痛くなるような課題です。
ということで、どどーん、と重たくなってくる話をしてみよう!
上手い話を書いたら、滞在時間なんて、簡単に増えるぜ!
……そのとおりでございます。
がんばって、文章力をあげるぞ!
お――っ!
……というのも大事ですが、
……今日の「お題」は、
『余白の美』
デザインの神様、小説の神様! どうかご降臨を! なんて贅沢は言わない。
誰か正解を教えてくださいと土下座してお願いしたい気持ちでいっぱいです。
昔、昔、プログラム(発表会などの式次第の方だよ)のデザインをしてたときに、
――プログラムは広げて見るもの。紙の両端は、読むために親指が添えられるから、その部分に文字がかかってはだめだ(指で文字が読めなくなる)。会場は暗くなるから、それでも読めるようにするように――
と、怒られたのがまだ忘れられない。
上下左右(天地左右、ノド)部分の余白、行間をしっかり考えなさい、というコト。
ま、それ以外にも、別の意味も含まれていて、めっちゃ奥が深い言葉なのだが……とりあえず、今回は余白。
余白って、余った白い部分じゃないですよ。
必要な白い部分ですよ。
バック(背景)の部分に色がついてても、余白ですよ。
情報を整理したり、可読性や視認性をあげるために、計算されつくされたスペースのことですよ。
なのに、クライアントによっては、「モッタイナイ」精神からか、余白があったら、文字でびっしり埋めたがる病にかかっていたりする。
そのときは地獄である。
今、流行している「シュッとしたデザイン」とか「脱ダサいデザイン」とかとは、真逆の方向に突き進む、デザイン感覚が狂うオシゴトである。
ただでさえ、情報量がおおくて、ドーヤッタラ皆さんに、ストレスなく見て(読んで)もらえるかな……と、苦労してデザインしたのに、ちびっとしかない余白をみつけだし、そこを狙って、さらに埋め尽くそうと、追加原稿が容赦なく発生する。
お客様に渡すというニュースレターが、なにかの保険の約款ですかっていうくらい、文字は小さく、行間もギリギリまで狭めて……とか、印刷の限界に喧嘩売っているようなものが仕上がったりする。
今の雇い主もそうらしいが、自分は気配を消しているので、直接そういう依頼は今のところは回ってこない。
先輩の悲痛な叫びがたまに、LINEで送られてきて、
「わかります。わかります。そのつらさ、よくわかります。でも、がんばってください!」
とエールを送り返すのが、現在の自分の立ち位置だ。
作業画面がびっちり黒(文字)で埋め尽くされたデータを見たときは、死にそうになります。
余白関連の単語を少々。
マージン、パディング、ホワイトスペース、スペース、行間、文字間、ツメ、カーニング、インデント、一字下げ、改行、改頁、天地、左右、上下、ノド、小口……
世界には、余白を意味する、余白を指示するコトバがいっぱい飛び交っています。
で、カクヨムの話になるんだけど、時間があれば、自主企画をみて「みんなどんなの書いてるのかな~」とかウロウロしているんだけど……。
まれに、改行もスペースも一字下げも全くない、真っ黒な画面に出会って、びっくり仰天することがある。
ちょっと……これは……。
どんなに素晴らしい話でも、どんなに凄い文章でも、思わず画面を閉じたくなります。
ま、このワンクリックもご縁なので、目を通すのだが自分がどこを読んでいるのかわからなくなってくる。
良質な読者を選定するために、あえて、この難読なハードルを設けている、視覚的に世界観を表現するためにあえて、この画面であるのなら、是非とも、その姿勢を貫いて欲しいと、自分は思う。
ちゃんとした意味と意図があるのなら、やってください。
自分は、二度と読もうとは思いません。遠くから応援します。
逆に、マウスホイールをクリクリクリクリしてもずーっと真っ白で、いつになったら、文字がでてくるんだっていうのもあります。
パソコンでコレだけクリクリしているから、スマホで見ると、どんだけスワイプがひつようなんだ? と驚くときがある。
こちらもなにか意図があるのだろうから、指が疲れるのはまあ、仕方がないのかもしれない。
ブログの世界でもなにやら、読みやすい、読まれやすい状態にするには、行間を広い目にとって……とかいわれている。
(個人的に、あのスカスカ感は、自分は嫌いなのだが)
ただ、縦書きではなく、横書きでスマホサイズとなると、スクロールして読み進めていくことになる。
そこで、冒頭の「プログラムのデザイン」の話に戻るのだが、一枚あたりのページが長文になる場合、スクロールする指の部分スペースを適度に設けましょうということになる。
適度って……便利なコトバだよな。
で、ここから先がアホな自分のダメダメ思考なのだが、
――画面が黒い? 余白がない? だったら、改行を増やしたら万事解決じゃん!――
という、なんとも愚かな発想に行き着いてしまったのです……。
いわゆる「適当にやっとけ」な発想ですね。
いやいや、最初の方でも言ってたけど、余白というのは、てきとーにやってたら、勝手にできるものではなく、
情報を整理したり、可読性や視認性をあげるために、計算されつくされたスペースでないと、意味がないんだよ。
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『余白の美(その1)』
意味をちゃんと理解してないと、オイラみたいなことになっちゃうぜ!
※この記事は個人の感想です。効果には個人差があり、絶対的な効果を保証するものではありません。
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