概要
悪役令嬢だったので、正直に王子に好みじゃないと伝えました
頭を打って前世を思い出したら悪役令嬢という、テンプレの異世界転生を果たした私。
しかし、悪役令嬢セレスティアの役どころはテンプレではなかった。セレスティアに訪れる未来は婚約破棄ではなく婚約解消。セレスティアがヒロインであるルルを虐めて云々という展開ではなく、普通に婚約者の王太子アルバートが浮気を認め謝罪しての円満な婚約解消だった。
アルバートはまったく好みではないので、この際、浮気と婚約解消のことはいい。私が避けたいのはそのエンディングで語られる、アルバートの自己否定から来る「何故、セレスティアでは駄目だったのか」語りだ。セレスティア本人に向かって語るんじゃない、本当に。
「そんな婚約者なんて嫌です」
こうなったら少しでもアルバートの自己否定を軽症にしよう。
私の目的は、ただそれだけだったはずなのに――
しかし、悪役令嬢セレスティアの役どころはテンプレではなかった。セレスティアに訪れる未来は婚約破棄ではなく婚約解消。セレスティアがヒロインであるルルを虐めて云々という展開ではなく、普通に婚約者の王太子アルバートが浮気を認め謝罪しての円満な婚約解消だった。
アルバートはまったく好みではないので、この際、浮気と婚約解消のことはいい。私が避けたいのはそのエンディングで語られる、アルバートの自己否定から来る「何故、セレスティアでは駄目だったのか」語りだ。セレスティア本人に向かって語るんじゃない、本当に。
「そんな婚約者なんて嫌です」
こうなったら少しでもアルバートの自己否定を軽症にしよう。
私の目的は、ただそれだけだったはずなのに――
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