これはラーメン屋に勤務する男性が異世界転移する物語だ。と言っても、男性は中年と思われるが。男性は不器用ながらに、チャーハン一筋で長年やってきた。そんな彼の前に女神を名乗る存在が現れて?ご一読いただきたい。
とあるラーメン屋で、持ち場を離れずチャーハンだけを作り続ける不器用な男・ジン。 ある日彼は異世界転移することになり―― 主人公への尋常ではないチャーハンへのこだわりに笑いました。通常の異世界転生テンプレートとは少し違う短編をお求めの方に特にお薦めです。
異世界転移することになるチャーハ一筋の主人公と、振り回される女神のやり取りをコミカルタッチでえがいた作品です。女神様の鋭いツッコミを肩の力を抜いてひたすら楽しめるものですが、個人的に……とにかくお腹が空いてくる!私は読み終わったときチャーハンとラーメンのスーブが欲しくなって、夕食の予定を変更しました(笑)素晴らしい作品なのは間違いないですが、訓むタイミングを間違うとご飯の予定に響くのでご注意下さいm(_ _)m
いいボケとツッコミです。チャーハンのみに特化せず、笑いのみに特化せず、混然一体となった笑いとチャーハンのコラボレーションを楽しめます。さながら空気をたっぷりと含んだベタベタしないフワフワチャーハンのように!
主人公のチャーハンへの拘りと異世界転生テンプレートの絶妙なバランスが良いです。思わず笑ってしまいました。