恐怖の本質に迫る”気付き”

 恐怖を体験したあと、ふと明かりを消すことや振り向くことが怖くなることがある。本作は、そういった恐怖を扱った作品である。そして「恐怖体験」ということそのもの、あることに気付いてしまうことそのものについての一考、それそのものも恐怖を引き立てている。作者の近況ノート(イラスト付き)も合わせてご堪能あれ。