クズ

ナナシリア

クズ

 凍えるような寒さが支配する部屋の中、薄暗く寒い部屋に電気をつけることも暖房をつけることもせず、彼は机に手を伸ばす。


 ブルーライトが部屋を照らす。


 彼の目は狂気に満ちていた。


 他にもやることがあるはずなのに、それを差し置いてブルーライトの中に広がる世界に溺れる。


 彼は正真正銘のクズだった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

クズ ナナシリア @nanasi20090127

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ