最高に面白い！

先ず、主人公を始めとしたキャラクター達が立っている。そしてそのキャラ達の設定がブレることなく現実的な行動をしている。(ご都合的な矛盾した行動をしていない。それで強引に話を進めるようなことをしていない)

良い意味で主人公が気持ち悪いはずなのに気持ち悪くない(笑
個人的に受けた印象だと東京喰種の月山習というキャラに鈍感系を付け加えたような感じの主人公。
個人的には鈍感系主人公に嫌悪感を覚えるタイプだが、作者の技術力が高いのか鈍感系とナルシストの組み合わせによって鈍感系特有の卑屈さが無い為か全く嫌悪感がなく、むしろ鈍感系故の話の噛み合わなさが上手く使われていると思います。
ファンタジーの中でもご都合のないキチンとした現実感がある方が好きという人にはオススメしたい作品だと思います。
あと、自分と同じように鈍感系主人公が嫌いというタイプの人にも読んでみてほしい作品です。人によるとは思いますが、この作品の鈍感系はアリ！と思える人もいると思います。

最後に、惜しむらくは誤字脱字がかなり多いことですね…ただ、それを踏まえても本当に面白い作品だと思います。