紫色の花の花言葉

マルマル【夢幻】

紫色の花の花言葉

(あぁ、、まただ、、またいじめられる、、、もう嫌だ、、、)


私は、夢明(ゆめ)保育園に小学校、中学校でずっといじめを受けていた

保育園児の時はまだ仕方がないと思っているが、小学校の高学年までいじめられるのは正直おかしいと思う。


保育園と小学校時代はみんな最初の方は物を隠したり、足を引っ掛けるなどだったが

いじめがエスカレートしていき物を壊されたり、椅子を窓から投げられたり花の花瓶を割ったと濡れ着にも着せられた

もちろん先生や両親に数えきれないほど相談した

先生は、初めはただのイタズラでしょう、と言われた。

だが本当はいじめられていることを知っている先生は五回に一回目撃しない日とんど目撃しているのだが先生はまたく止めない、

だが一人の先生だけいじめっ子たちを叱ってくれたけど全く効果はなし


中学生時代では小学校で同じ人たち全員が進学しもう一つの小学校から進学してきたここは田舎で子供の人数は少なく全ての学年人クラスだった、私のクラスは約30人だった中学校ではクラスメイト全員からいじめられた両親には小学生の頃散々心配をかけてしまった。中学生の三年間は心配させたくないそう思っていたのに、、、私は夏休みが終わっても学校に行かなかった


中学校卒業約一ヶ月前

「高校は別の地域に所に行こうと思ったんだけど、やっぱり3年になってから急に勉強しても遅いのか、、、」

第一候補の高校受験に落ちたが中学校のみんなが行くここの地域の高校だけ受かっていた

そこの高校は二つの中学校の人たちが集まっている。ほとんどの人たちが他の高校に行かないからだ


「なら、、、もういっそ」と紐を用意したところ母が買い物から帰ってきて「紐なんて持って!あんた何しようと思ってんの‼︎」

と叱られて紐を捨てられた

このことがあってから家族全員口を聞かなくなった


あれから少し経ち、、、

高校の入学式

担任「はい、これで今日は帰りのです、改めて高校入学おめでとう」

夢明「やっと終わった」

今年は50人の生徒が入学した。私は窓側に後ろの席になった

「ねえ、あんた少し良い」私は刃物に刺されるような感覚がした

後ろを見ると中学校でいじめてきた人たちが10人くらいいた

「な、何?」「あんたなんでいんの」 「試験に落ちたからだろw」 「なんで、、そのことを、、」 「お前の母親から聞いたんだよ」 「ついでに◯のうとしたこともね〜w」

「、、、、、、」 「そのまま◯ねばよかったのにww」

「なんで生きてんの」 「少しお仕置きしとくか?w」

「確かにww」 「そんじゃ、俺からなw」

と言った後髪を思いっきり引っ張られた

「痛い‼︎はなして‼︎」 「それで話す奴なんていんのかよw」

そのあと蹴られたり、殴られたり、とにかく色々されたてゆうかほとんど覚えてない、気づいた頃には教室には私しかいなかった

「、、、、、」私は立ち上がりとある場所に向かった

「やっぱり開いてないか」屋上に行こうと思ったがやはり鍵をかけられていた、

⁇「あなた、何やってんの?」 「え?」

階段を見ると綺麗なショートヘアの子が立っていた

「えっと、、」 「あなた飛び降りる気?」 「、、、」

「あたりでしょ?」「、、、(コクン)」 

「あなた絶対それはやめなさい、あなたが昔何があったかは

なんとなくわかった」 「なんで」 

「さっき10人くらいの集団とすれ違ったのその時に話していた」

「あなたは何でいるの?今日は先生たちしか学校にいないはず」

「少し職員室に用があっただけ、そしたらあいつらに会って一応来てみたらあなたがここにいた」

「、、、」 「とにかく今日はもう帰るよ、私が送っていくから」 「別に大丈夫です」 「、、、」 「私に関わらない方がいいよあなたまで、、」 「別にいい、それでもあなたのことが救えるのなら」この時初めてこの子の笑顔を見た、とても綺麗な顔だったとても同い年だと思えないほど綺麗な顔だった

「ほら、帰ろ」 「はい」 「敬語じゃなくっていいよ」

「え、、あ、うん」 「あ!そういえば名前言ってないね」

「私陽奈(ひな)」 「私、夢明」 「よろしくね!夢明ちゃん!」 「よ、よろしく陽奈ちゃん」

その日から私は陽奈ちゃんと一緒に移動するようになった朝の登校も休み時間も帰りも一緒だった。

私のお気に入りの場所に二人で遊びにも行った

陽奈と一緒にいるとだんだんいじめも減っていった

私がいじめられていると陽奈ちゃんがよく空手の技をくらわしている。それでみんな陽奈ちゃんに恐れているらしい


だけどそんな幸せは長く続かなかった

七月、夏休み始まり一週間前

「ぇ、、いまなんて、、、」 「夏休みが始まったらすぐに引っ越すことになった、、、ごめん」 「なんで、、?」

「お父さんの仕事の都合」 「そ、かぁ、、仕方がないよ」 「、、、、」

「、、どこまで行くの?」 「隣の県、、だ、だけどたまに会いに行くから」 「うん、約束してくれる?」 「うん」


一週間後、陽奈ちゃんは予定通りに隣の県に引っ越して行った



陽奈視点

「夢明ちゃん、、もう私が引っ越してから一年なんだ」

陽奈の母「そろそろ出かけるよー」

はーいと返事をし車に乗り込んだ今日は祖父の家にお飲んで帰ることになった

『夢明ちゃん元気かな、去年は行けなくって会えなかったし怒ってるかな、嫌いになってないといいけど』


数時間後

「着いたー、ねえ遊びに行ってもいい?」「挨拶だけしなさい」

挨拶をしたあと私元気よく外に出た、何も変わってない景色

だけど何かが変わっている気がする

「夢明ちゃんの家って確かここだよね」

私インターホンを押した出てきたのは夢明のお母さんだった

「どちら様?」 「夢明ちゃんの友達の陽奈です。夢明ちゃんはいますか?」「えっと夢明は、、」 

、、、?夢明ちゃんのお母さんは涙を浮かべた

「夢明は、、去年の夏休み明けすぐに、、、、行方不明になっています」 「、、、え、なんで」 

「おそらく原因はイジメでしょう、、私が、きちんとあの子の話を、、聞いてたら、、あの子は、、、」

夢明ちゃんが行方不明?しかも夏休み明け?なんで?どうして?

どこにいるの?無事なの?だけど去年?、、、頭の中で色々な疑問がわいてくる


「陽奈ちゃん大丈夫かい?」 「陽奈帰ってきてからおかしいぞ?」 「どこか怪我でもしたの?」 「、、、大丈夫」

と言ったらみんなそれ以上は聞かなかった


翌日私は向こうに帰るまで夢明ちゃんの居場所を探すことにした

夢明ちゃんのお母さんに聞いてお気に入りの場所などを聞いて探したがどこにもいなかった

「夢明ちゃんどこに行ったの、、ねえ、、、どこなの、、、」


気づけば最後の日午後になっていた

私はお昼を食べた後部屋で座っていた

「どこにもいないよく言った場所もお気に入りの場所もいない

、、、、、お気に入りの、、、、場所?、、、‼︎‼︎

あった!夢明ちゃんと私しか知らないお気に入りの場所!」

「あら、出かけるの?」 「気をつけて行くんだよ」

「うん!行ってきまーす」

『あった!あったじゃん!二人しか知らないお気に入りで秘密の場所!』

しばらく走って着いたところは綺麗な花がたくさん咲いた花畑

この花畑は誰も手入れしてないのに季節に沿った花が綺麗に咲く

「多分ここにいると思うけど」

「なんでここに」 「え、、、?」私が求めていた声がした

「なんで、、ここに、、、いるの、、?」 

「夢明ちゃん、、よかった、やっと、、会えた、、心配したんだよ?、、今までどこに」

「、、、」 「夢明ちゃん?」 「陽奈ちゃん、、なの?」

「、、、?そうだけど」 「陽奈ちゃん、、気づいてないの?」

「何が?」「その姿」 

夢明ちゃんに言われて気づいた。まずは身長だ、転校する前は夢明ちゃんより背が高かったのに私の方が小さくなっている

次に服だ、この服は妹が着ていた服に似ている。

最後に声だ、私より高く毎日聴いていた声だ


私は、、、、、妹の姿になっていた


「この姿、、妹に似ている、、、うんん、私は妹になってる」 

「うん、陽奈ちゃんの妹ちゃんの姿だよね、、だから陽奈ちゃんが来た時に陽奈ちゃんだってことが分からなかったの、ごめんね」 「いや、これはわからなくってもおかしくないよ」

「なんであの子の姿になってんだろ、それとなんで夢明ちゃんはここにいるの?」 

「一つ目の質問はわからないけど二つ目は答えるね」

「私ね、◯されちゃって」 「え、、誰に?」

「いじめていた奴ら、」 「ウソ、、」

「うんん、本当だよ、信号待ちしていたら後ろから押されてそのまま、、」 「、、、、、」

「ごめんね、こんな暗い話して」 「、、、、」

「陽奈ちゃん?」「思い出した、、」 「何を?」

「私が妹の体の憑依した理由、、」 「聞いてもいい?」

「、、、私もあっちの学校でいじめられてたんだ」

「!、、じゃあ、、陽奈ちゃんも、、」 

「それは違うね、、私は病気に負けちゃった、、」

「え、、、」 「幼少期から病弱だったんだ」

「知らなかった」 「会うたびに仲良くなって行くからなかなか言えなくって」 「、、、、じゃあ、何で妹ちゃんに?」

「最後に妹が言ったんだ。もし出来るならお盆の日に帰ってきた時に私の憑依してよ!、って優しいよね」 「そうだね」

「みんなに早く会いたくって、早くきちゃったけどね」

「だけどそろそろお盆が終わるよ」

「うん、もうそろそろ返さないと」 

「ねえ、、これからずっと一緒にいない?」

「いいの?」 「だけど妹ちゃんの体どうする」

「実はねここにくる前に手紙を残したの。それでここのこと書いたから、大丈夫、、」 「それじゃ、もう行こうか」「うん!」

「あ!そうだこの花あげる!」 「この花は、、」

そのあと二人は手を繋いでどこかへ歩いて行った


陽奈の母視点

帰ってこない、光奈(みな【陽奈の妹】)が帰ってこない

暗くなっても帰ってこないみんなで探してもいない

私はいつ帰ってきてもいいように家で待機している

私はゆっくりと光奈が借りていた部屋に行った何か手がかりがないか探すために

部屋に入り最初に目に入ったものは

「手紙?光奈の?、、、っ!」

手紙の裏を見ると“陽奈より”と書かれていた

急いで手紙を開けると

初めに陽奈があの時約束した通りに光奈の体に憑依したことがわかった。そして最後に書かれていたことは

「私が夜までに帰らなければ森の奥の花畑に来てください」

と書かれていた。正直書かれていることはあまり信じていないけれど私は光奈を探しに行った二人と合流し花畑に向かって行った


父「本当にここに光奈ちゃんがいるのか」

私「手紙ではそう書かれていたけど」

旦那「あ!あそこにいるのは!」母「光奈!」

近寄った光奈は温かく安心したような寝顔だった

父「あそこに誰かいるぞ」 旦那「もしかして!」

「陽奈!or陽奈ちゃん!」

私「陽奈!陽奈!なんでここに」 旦那「?もう一人いるぞ」

私「この子は確かここから引っ越す時にお見送りしにきてくれた子じゃない?名前は確か、、、夢明ちゃんよ!」

父「夢明ちゃん⁉︎その子ここで行方不明になっている子だぞ」

私「ごめんお父さん光奈を病院に連れて行きたいからここ任せてもいい?」 父「わかった」 旦那「一旦ここに警察呼ぶよ」


数分後ここに警察が到着し夢明ちゃんがいじめにあっていたことが分かりいじめっ子たちは捕まったらしい

光奈はい怪我がなく命に別状がないらしい

だけど今でも忘れられない陽奈と夢明ちゃんが仲良く微笑みながら一緒に眠っていた二人の間にはその季節に咲くはずがない花の綺麗な紫色の花“シオン”があったシオンの花言葉は


  【あなたを忘れない、遠くにある人を思う、追憶】   



翌日

光奈視点

「私が知らないうちにそんな事がお姉ちゃんが私の体に入っていたなんて」

母「よく考えてみたら性格が変わっていたっけ」

「それくらい気づいてよ〜」

だけどお姉ちゃん帰ってきてくれたんだ、約束も覚えててくれたんだ、お姉ちゃん、大好きだよ、絶対忘れないからね!


END

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