損得を超える想い、闇を穿つ光、支払われた犠牲。それを人は愛と呼ぶ。

この物語は凄い。
震えながら読んでいます。


ほんの一瞬で、登場人物達の想いが読み手に伝わり、彼等の幸せを願わずにいられなくなります。

悲しみと痛み、そして疑心に蝕まれた心が、光に照らされて切実な想いと覚悟に変わる。

その瞬間に立ち会えたことは、私にとってとても素敵で感動的なことでした。



悪意と利己心に満ちた世界を作り出す人の心。

そんな世界を変えるのもまた、きっと人の心なんだという熱く激しいメッセージ。


人の心が持つ無限の可能性と、闇を照らす温かな光を諦めない。

ページを繰るたびにそんな覚悟と叫び声が聞こえてくるようです。


冷めきった世界に贈る魂の叫びにぜひ耳を傾けて欲しい。


活字の中から響く登場人物達の叫びは世界を変える可能性を秘めている…!


エンタメとしても、物語としても、自信を持ってオススメできる傑作です…!

ぜひ読んでみてください。

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