このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(173文字)
あっという間に読み終えてました!一つ一つの描写が丁寧でまるでその場で二人を見ているかのような錯覚になります。また松茸料理の美味しそうな……そしてタイトルに込められた意味が深い……ぜひとも手にとって読んでみませんか?
読んでいて心が暖かくなる物語でしたですが気を付けてください松茸が食べたくなります 笑
スーパーでお高く売っている松茸。食べれる機会は一生に何度ある事か…そんな食材を料理上手な彼女に調理してもらい、二人で仲良く囲む食卓。仲睦まじい二人のテンポの良い会話と、美味しいご飯!食卓の風景も合わせた飯テロ!オススメです♪
料理はひとりで食べるよりも、誰かと一緒に食べると美味しく感じるものだと聞きます。本作は、洗練された筆致でそれを体現することに成功したようにみえます。わたしは短編にはめったに★3の評価をしないのですが、本作はきわめて完成度が高いと感じてその評価とさせていただきました。ただのメシテロ小説に終わらず心あたたまるドラマにまで昇華した手腕に、わたしは手放しの賛辞を送りたいです。小説のタイトルも気が利いていて、わたし的にはポイントが高いです。