主人公の視点で語られる、薄気味悪さがふんだんに散りばめられたホラー作品です。彼は全てを見ているはずなのに改善することはなく、彼は好悪の感情を持っているはずなのに誰にも手を貸すことはない。けれど、最後には仕事を果たし、多くの命を育むでしょう。結末に興味はなく、何の躊躇いもない。そんな彼の物語、ぜひ読んでみてください。
擬音語だらけ…!と読み進めていると、まさかのオチでした。人間の日常生活を小人になって客観視しているような気分になりました。皆さんも、小人の気分になってみませんか?
絵がない分、説明しなくてはならないことが少しあるのは当たり前。ですが、絵本になりそうな内容です。特に、中からの視点は何とも面白い。自分も卵の中に入ってみたくなる、そんな作品です。
最後でタイトルの意味がわかるホラーです。人目線でないからこそ余計にこちらの想像力が引き立てられます。あれは何?これは誰?などの謎が多く、読む人によってまったく違うものを連想しそうです。…続きを読む
情報の出し方が上手いなと感じました。読者に唐突に恐怖を突き立ててきます。
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