心を病んだ少女と彼女のペットとなった小鳥の生活を描いた短編作品です。この物語は心理描写に優れており、一つ一つの文章が少女の精神が限界に近いことを教えてくれます。そしてそんな描写を真っ向から覆すような、小鳥との生活が進むにつれて回復していく精神描写。開き直ることで見つけられた幸せと結末。美しさの感じられる作品です。
突然目の前に現れた空色の鳥。その鳥との不思議な生活が始まる。とてもきれいな描写に驚かされます。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(494文字)
とても美しい描写の小説でした。一つ一つの表現が面白く、それであってわかりやすかったです。純文学でありながら読みやすく、素敵な作品だと思いました。たくさんの人に読んでほしいです。
雨が降り続ける中、不思議な鳥との出会いをきっかけに、主人公が現実から鳥との夢へと逃避していく話文章と話の流れは端的なのに、散りばめられた要素が難解で、読み込むのが楽しかったです現実と幻想の…続きを読む
もっと見る