あとがき
クロノヒョウ様の企画「50マイルの笑顔」を拝見。
ここから物語を考えますが、笑顔はともかく50マイルが問題。
マイルと聞いて思ったのは、アメリカでの距離の単位。
これは難しい。
日本を舞台でマイルを使うには、不自然になる。
ということは、舞台はアメリカかアメリカ人を主人公とするしかない。
でも、笑顔と50マイル(約80km)を意味のあるものにしないと、こじつけになってしまう。
ふと、頭の中に宇宙までの距離は100kmというのを思い出す。
50マイル(約80km)は、そこに至る少し手前。
そこで笑顔……。
などと考えていると、絶望的な存在から逃げるために宇宙に行く。
というものを思いつく。
怪異は、SCP-096シャイガイ(恥ずかしがり屋)にしようと思う。
SCPとは、自然法則に反した異形の存在。
シャイガイは顔さえ見なければ、非常に大人しい怪物です。
ですが、映像や写真でシャイガイの顔を見ると、どんなに距離が離れていても視認した者を殺しにかかる。
それが、例え昔の写真で、わずが4ピクセル(約1mm)の大きさのシャイガイの顔であっても、「これ何だろう?」と視認したり網膜に一瞬映っただけで、距離は関係なくシャイガイは見られたと判定し、対象者を走って殺しに来ます。
SCPの中でも、トップクラスの存在だけに、いつか使ってみたいと思っていましたが、
https://kakuyomu.jp/works/16817330667195016476
『カワウソの空』
に続いて、SCPの2度目の使用となりました。
50マイルの笑顔 kou @ms06fz0080
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