とある格闘技に魅入られた少女のお話です。それは一般的にはバイオレンスと煙たがられる感情で、社会で生きていくためには蓋をしなければいけない感情で。けれども人が忘れてはいけない生きるための渇望の一つ。これからも少女は少女のやり方で、欲望とも社会とも折り合いをつけていくのでしょう
ぎゅっと人生が凝縮されたような佳品の短編です。理屈ではわかるんだけど、割り切れない。許してはいけないんだけど、惹かれてしまう。人間て、ばかだなあ。書き出しは主人公が鮮やかに登場して、とても好みでした。
戦っている描写が自分もその場で見てるようで凄く楽しかったです。また他の作品も楽しみです
この短編小説を通して、初めてペアナックルボクシングについて知りました。ボクシングの試合の書き方や表現の仕方がよくとても読みやすいです。 また、「いのち」の輝きを主人公が一試合を観戦することによって知ることになるのでが、とても共感できました。
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