今日の山田家の食卓

@56shkakatan

第1話朝ごはん

「朝だよ〜起きて〜」


今日の朝ごはんは…


ちょっと前におやつに食べたくなって焼いておいたホットケーキ。

ラップにひとつひとつくるんで、ジップパックに入れて冷凍しておいたもの。


ホットケーキミックスって開けたら使い切るけど、焼いたもの一気に全部食べるのって結構難しい。

おやつに食べたあとは、冷凍しておいて朝ごはんにいつも出してる。


ホットケーキをつくるときは、いつも裏側の作り方はみない。分量も守らない、全ては目分量。そして生地を混ぜるときはゴムベラで混ぜるのが山田家流。

生地に空気をいれるように、クッキー生地を練るみたいに、少しずつ牛乳を混ぜていくのがポイント。


サラサラじゃなくて、少しもったりした生地で焼いていく。そうすると空気を含んだ生地が膨らんで、お店みたいに分厚くて、とってもフカフカのホットケーキができる。ただし分厚いので焼くのに時間が掛かるんだけど。


ラップのまま耐熱皿に乗せて、1分30秒。いつもより少しリッチな朝ごはんの完成。


自分と、お父さんと、娘の陽菜(ひな)には、コーヒーを。特にこだわりはないけど、コーヒーが好きな私が挽いて淹れたホットコーヒー。私とお父さんはブラック、陽菜にはお砂糖とミルクを添えておく。豆は近所のカルディで買ったやつで、本当に特にこだわりはない。中学生の息子蓮(れん)はまだコーヒーは飲めないみたいで、基本はウォーターサーバーから勝手にお水を飲んでる。最近はR-1やら、ヤクルト1000やらをストックしておくと、勝手に飲んでるときもあるかも。


最近寒くなってきたから、セルフで飲めるようにカップスープも出しておこう。


「ホットケーキじゃん〜朝から焼いてくれたの?」


陽菜が嬉しそうに席についた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

今日の山田家の食卓 @56shkakatan

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る