カワウソの空

あとがき

　今回の三題噺は「観光」「パイロット」「衝動」

　いつも私が考えるのは、現実世界を舞台にした伝奇作品なので何に注目しようかと考える。

　今回のお題を見て、どうやって伝奇的要素を入れたらいいんだと思う。

　ふとパイロットに注目。

　そこからSCPに至りました。

　SCPとは、「Secure（確保）」「Contain（収容）」「Protect（保護）」の略。

　海外の投稿サイトから誕生したフィクション（創作）の世界。

　作中におけるSCP財団は、「自然法則を逸脱した異常な生物・物品・現象・場所の捕捉・研究を世界政府より委任された秘密組織」という設定。

　自然法則に反した存在にはSCP-〇〇〇といった番号が振られているというものです。

　以前からSCPは知っていたのですが、今回初めてSCPを扱ってみました。

　SCPを初めて知った時は、２１世紀の魔物・妖怪。

　今から100年後、200年後には、創作と実在がごっちゃになって、未来の人々は、こんな存在がいたと本気で思ってしまうのではと思ったものです。

　その中で空飛ぶアヒージョというカワウソがいるので、日本でということで解釈を行って零戦に乗るカワウソとしました。

　今回搭乗した大空勇輝と澪の小学生兄妹は、

https://kakuyomu.jp/works/16817330658147272651

『ブレイザーズ　異世界の守り人』

　にて主人公を務めたキャラ。

　この作品では異世界での活躍でしたが、今回は現実世界での冒険としました。

　話を考えた当初は、零戦でのシューティングゲーム的な、お話にしようと思いましたが、書いていると文字数から断念。

　零戦の修理まで行ったところで、かなりの文字数になり、とてもではないけど戦闘なんてできないので、観光フライトだけとなりました。

　予定では、フライト中に謎の敵が襲撃してきて、零戦で戦闘を……。

　などと考えていたものです。

　零戦の操縦など分からないので、ネットで操縦を調べたりYou Tubeで動画を見ながらの執筆です。操縦に関しては、知識不足のまま書いているので正しいものではありませんのでご容赦ください。