最初で最後の心霊体験

宝希☆/無空★むあき☆なお/みさと★なり

第1話 朝真と紀偉は渡さない

猛暑がすぎ、ようやく秋めいてきました。それは短すぎる蜜月、17歳の溺愛幼妻チワワ真偉を殺害され、ハニートラップという名の悪夢に時間泥棒と嫌悪を植えつけられるのが老いても不幸な私の日々でした。

そんなある日二次元の長い白髪が美しい青年が世紀の悪役として勝ち逃げは許さんと私の右脳に現れました。そして

「死ぬる赤子の死にたくない産まれたいという願いが激しすぎて災いをなす力となるのだ」と長い白髪が美しい青年は良い人面から邪悪な笑みで、私に語りました。

私は「怖い怖い怖い」と青年の新約聖書のユダの様に二重人格で、キリストを嘲笑い裏切る様な桜を名字にもつある悪役に悪役の造形として負けたくないという、青年を式神とする術師の気持ちに「負けた負けた怖い怖い怖い」と白旗を揚げました。

「では赤子は破裂して死ねばよい」と言って

私の癌で何まわりも膨れ上がった身体が苦しい年寄り手下チワワ朝真は「くーくー」痛みを訴えて始めました。

その頃、私の頭の中には「水子供養」というキーワードがよぎり、美しい青年を操る術師が「子宮蓄膿症」という子宮が摘出手術が必要なくらい肥大したり、破裂する病を朝真とその妻紀偉が体験してないのだと判断して怒り心頭に達しました。

だから

「お前らの遊びでウチの手下を殺さすもんか」と私は叫びたかったのです。ですが、二次元の美青年画を悪用された先生が、黒髪長髪で角生えた美青年鬼を式神として「おりゃー」と吠えてくれ、その邪悪な式神は消え失せました。角は怒気を解りやすくしたデザインだそうです。

これが私の心霊体験で、最後にしたいものです。もう私の宝モノ全て、こんな被害にあいたくないからです。




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最初で最後の心霊体験 宝希☆/無空★むあき☆なお/みさと★なり @nkomak

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