2022年春、上海ロックダウン。

第88話 最終話

2023年11月19日から書き始めたこの小説も末広がりの88話となりましたので、そろそろ一旦、筆を置きたいと思います。

2か月半もの長きに亘りお読み頂いた皆様、本当に有難うございました。

毎日１話書き上げることを目標としていたものの、サラリーマンの身なので、なかなか筆が進まない日もあり、お目汚しな拙い文章も多々あった点、お詫び申し上げます。

2022年春の地獄のような日々も、2年近く経った今となっては夢物語のようです。

ホテルの狭い部屋から一歩も出られず、解放のゴールも見えず、自宅に戻れずホテル暮らしで知り合いも周囲に一人もおらず、荷物は入国時のスーツケース2つのみ。

我ながら、よく気が狂わなかったものだな、と、この話を書きながら思い返しました。

人類は今後も色々なウィルスなどに襲われ、分断の危機が訪れることもあるでしょう。

願わくば、2022年のような事態を繰り返してほしくない、心からそのように願っております。

改めて、ここまでお付き合い頂きました皆様には心より感謝申し上げます。

有難うございました。

謝謝、再見！

筆者

たがやし当世