人は自分の心を守るために、辛い記憶を忘れてしまうことがある生き物ですから……。
ただ一緒に忘れてしまっていた優しい思い出も取り戻せたことは、良かったことなのかもしれませんね。
作者からの返信
セレンにとって、この時が思い出すべき時だったのでしょうね。なぜ彼女がケントロクスに来たのか、その理由も、すでにお読みいただいた最終話に。
忘れてしまって蓋をしていた記憶でしたが、父母の精神はしっかりセレンの中に残っていました。だから彼女は決して「泣かなかった」のです。
そして、こちらでは遅ればせながら、大変素敵なレビューをありがとうございました。何度も読み返してしまいます。
ちょうどカクヨムコン終盤に入って、まだ期間中の評価が一桁なこともあり、すごく励まされました。
一気に読ませる作品になっていたのだと思うこともでき、自分の作品が悪い作品ではないのだ、と思う姿勢に近づけます。
お時間を取って作品に向き合っていただきまして、本当に、心から感謝申し上げます。
この場を借りましてお礼を。
セレンの過去がとても辛い…!これは記憶を封じてしまうのも分かる気がします。
でも今のセレンには、彼女を愛し助けてくれる人たちがたくさんいますからね。
頑張れセレン!
作者からの返信
花さん!
一ヶ月以上もお返事をせず、大変失礼をいたしました。
この部分を描くまでが長かったです。
彼女の素性がキーファクターでしたし、最後の最後まで明かすことのできない事情でした。
記憶を失ったことは、母の愛か、彼女の必死の守りだったのでしょうね。
応援をありがとうございます。